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手引書:中学生になったら確認してほしい学び方ポイント⑩、これできっと学校生活もよりよくなる!

中学生になって、授業や宿題がどんどん増えてきていませんか?今の学び方で本当に効率的にできているのか、ふと疑問に感じたことはありませんか?

中学生活にちょっと慣れてきたまさに今!
学ぶ意義や効率的な学び方について考えてましょう!

中学1年生の朝の活動(15分×10回)の紹介。紹介するポイントの第2回以降の具体的な方法で、試したことのないものは、是非、試していきましょう!!


第1回:勉強する理由って?

「勉強しなきゃ!」って思うのは、もちろん義務教育とか将来に繋がるから。でも、実はみんなが学んでいる知識って、すごい歴史があるんだよ。

例えば、500年前にタイムスリップしてみて!みんなは「魔法使い」や「術士」として見られるかも。だって、今の知識は先人たちが何百年も考えて集めた宝物だから。

学ぶことは義務じゃなくて、ある意味、過去の知恵を使って自分の未来を作る旅なんだよ!

「昔の人、こんなこと発見したの?すごい」そんな風に思いながら、私たち人類が発見してきた知恵の結晶をちょっとずつ学んでいこう。そして、その知恵を将来につなげていってください。

で、松蔭GSGLの学び方の確認。

元ネタはこちらの本

第2回:自分の学びスタイルを知ろう

前回の話はちょっと難しかったかな。でも、実際のところ、定期考査やテストで良い成績を取るためにはどうしたらいいかが大事だよね。

じゃあ、どうやって勉強したらいいと思う?実は、正解は人それぞれ!声に出して覚えるのが得意な子もいれば、見るだけで覚える子もいる。だから、自分に合った方法を見つけてほしいな。

【出典先】

https://www.osaka-up.or.jp/lp_the-transformational-notebook/images/book_work14.pdf?d=0404

アンケートを使って、自分の学びスタイルを分析してみよう。みんな違うから、自分にピッタリな勉強法を見つけてね!

第3回:自分の学びスタイルの分析

前回は、アンケートを使ってどういう勉強の仕方をしているかを分析しました。簡単に言えば、単語や用語の暗記でも

①見て覚えるのが速いタイプ
②話しながら覚えるのが速いタイプ
③書くことで覚えるタイプ

などなど、色々なタイプがあるわけです。加えて、1人でやる方が良い人もいれば、誰かと勉強する方がすすむという人もいます。

方法は人、それぞれなのでシートでもおすすめされている方法を試しながら、自分に合うベストな方法を探りましょう!!

第4回:ノートの取り方

次は、ノートの取り方について話そう。これからの授業では、EqualityとEquityの話をするから、メモを取りながら聞いてね。

出展はリンク先

周りのみんなととったノートのメモを比べてみましょう。
どうかな?どういう取り方がよさそう?

ノートの取り方については、マインドマップ型で考えてもよし、アウトライン型で考えてもよし、とにかく後から、そのメモをみて内容をまとめられたらOKです。

それと、もう1つ大事なこと。

今日は先生が、後で内容を言ってもらいますと言ったので、まとめるために必死にメモを取ったよね?それが大事なんです。

普段の授業で聞きっぱなしになってはダメで、普段からメモを取る習慣をつけると、授業内容も深まって、自分の理解を深まっていくよ!!

第5回:ペンの使い方

最後に、ペンの使い方について。色ペンを使っているノートを開いてみて!みんな、何色のペンを使ってるかな?その使い方にルールはある?

ルールを作っておくと、後で見返した時に分かりやすいよ。例えば、赤は重要なポイント、青は補足、緑は感想って感じで。

ペンの色や数は自由だけど、自分なりのルールを決めてみてね。

で、前回と同じくできるだけ授業では、メモをいれていこう!
どんな些細なことでもOK、それによって授業をしっかり聞く態度や集中する力も身についていくのです!

聞いているだけでは入りにくい、でもね、緑とかで感想をちょこっと書いていくと、それはそれで楽しいですよ!!

第6回:時間管理と習慣

勉強には2種類あるので、活動をわける。

①数学の課題など、理解しながらする勉強
②英単語や漢字など、定着&暗記のための勉強

身口意(しんくい)
「身口意」とは、身体(行動)、口(言葉)、意(思考)の三つを指す言葉。この3つを連動させることが大事。

みんな勉強したいorすべきという気持ちはある。
意(思考)はあるわけだから、それを行動にうつそう。

お薦めは、〇時から〇時は
×「勉強する」ではなくて、
〇「机に座って何かする」という考え方。

行動を習慣化することで、身体がととのに他のものついてくる。
まずは、動き出そう!!

第7回:集中の仕方

集中するには、まず環境!

▢ 携帯はどこに置く?
 ⇒電源きったり、別場所に置くのが◎
▢ どういう部屋や場所が良い?
 ⇒静かな部屋?リビング?人による。
▢ 机の環境は?学べるスペースある?きれい?
 ⇒整理整頓は大事です。物を探す時間はもったいない。
▢ イスの高さは?適切な姿勢ですか?
 ⇒これも大事。姿勢を意識しましょう。
▢ 照明は?? 暗いとダメよ。
 ⇒暗いと目がつかれる。照明も大事。

暗記や定着の場合は、上の環境はそこまで意識しなくてOKだけど、理解のための勉強の場合は、環境を整えるのは重要です!

2時間勉強するなら?大人でも集中力は続きません。
もちろん人それぞれですが、こういうやり方ががあります。
あまり意識していない人は、タイマーをつかって是非、やってみよう。

ポモドーロ・テクニック!

【実践方法】参考⇑のサイトより。

  1. やるべき作業をリスト化する

  2. 25分間作業をする

  3. 5分間休憩する

  4. (2)~(3)を4周したら、15~30分の休憩をとる

ストップウォッチを買って是非、試してみよう。
意外とストップウォッチがあると、はかどるものですよ。

第8回:忘却曲線とピラミッド

人は忘れます。1時間後には〇%、1日後に〇%忘れすと言われています。
忘却曲線と呼ばれる、この図をみたことはありますか?
人は忘れるので、定期的に復習することが大事。

では、次にどうやったら理解が早まる?
授業を聞いて理解するのと、それを人に教えるのだとどちらが理解度高い?

大事①:定期的に復習すること。大事②:聞くだけでは理解が低い。読んだり、話たり、伝えたりすることで理解が高まる。

第9回 質問力を鍛えよう

これは普段の会話や、みなさんが行っているオンライン英会話(DMM英会話)でも使える大切なスキル!3つの質問を意識するだけで、会話が広がり、物事を考える癖がひろがていく。コミュニュケーションの方法を身に着けるのは大事であり、みんなの勉強でもこれは大事。

3つの質問タイプ:

  • 会話を切り出す質問: 会話を始めるきっかけを作る質問(例:「最近、何にはまっているの?」)

  • 具体的な質問: さらに詳しい情報を引き出す質問(例:「例えば、どんなもの?」)

  • さらに広げる質問: 相手の考えや感情を掘り下げる質問(例:「その点が特に好きなの?」)

活動:ペアになって3つの質問をつかって3分会話。1人は質問する人

最後:これは普段の会話やオンライン英会話で役にたつけど、実は普段の教科学習にも関係しているのです。

会話していて、あるテーマについて具体的に質問したり、さらにそれを広げる質問をする。それは、ある意味、何かを勉強していて、「つまり?」「例えば?」「そこからどうなるの?」という問いかけを自分でもつくれるようになり、そこからさらに学びが進むということ。

皆さんの場合は、普段からDMM英会話をしているので、是非、この3つの質問を普段から意識して使っていきましょう!!

第10回 質問力×話す&聞く態度

前回は質問する力を意識しようという話、今回は態度の話。

人と話す時のコツは?

「初対面の人でも、その人を好きな○○の新商品のように思って、接する。」

これは現在MCとして活躍されている松蔭OGの卒業生からの言葉。まさにその通りで、その人に興味をもって接する。相手が、自分に興味をもってくれることに嫌な気持ちを持つ人はあまりいない。興味あるのだなと思って、接してくれると嬉しい。そういう態度で、質問をなげかけて会話を広げていきましょう。

加えて聞く態度。聞く時は、ジェスチャーと共感を意識しましょう!

1. ジェスチャー

  • アイコンタクト: 相手の目を見て話を聞き、聞いているサイン。

  • うなずき: 相手の話に合わせてうなずき、聞いているサイン。

  • 相槌: 「うん」「そうなんだ」「へぇー」といった短い言葉で反応。

  • 表情や姿勢: 柔らかい表情で、相手にリラックス感や安心感を与える。体を少し前傾にして話に集中していることを示す。

2. 共感

  • 要点の繰り返し(パラフレーズ): 相手の言ったことを自分の言葉で繰り返し、「あなたの話を理解しましたよ」というメッセージを伝える。

  • 感情の確認: 相手がどんな気持ちで話しているかに気づき、その感情に共感する。「嬉しそうだね」「それは大変だったね」と感情に寄り添う言葉を使う。

聞く態度が養われると、普段の学習でも、その意図や背景を理解するため深い理解につながる、話し合いがスムーズになるので協働の学習が効果的に進む、そして他者からのアドバイスや意見を聞くことで、自己認識&改善の力が高まる。

活動:3分間ペアで、1人が質問し続ける。
 ・前回の3つの質問&今回の話す&聞く姿勢を意識する。


【まとめ】
当たり前のことかもしれませんが、紹介した部分は、意外と子どもたちにとっては見落としがちなポイントになりがちです。

今の世代の生徒たちは、教員が前で板書、それを必死にノートにとるという形ではなく、授業資料はデジタルで配布、まとめられた授業プリントを穴埋め形式で埋めて学んでいく、そういう知識伝達の授業が多いのが事実です。

だからこそ、主体的に学んでいくor意識して学んでいく姿勢を身に着けて欲しいなと切実に思います。

手引書シリーズはこちらから。


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