ビジネスの未来
こんばんは、木村です。
今日は「世界海洋デー」でしたね。ご存じでしたか?
海には、年間、ジャンボジェット5万機分以上のプラスチックが捨てられていて、2050年にはプラごみの量が海洋生物の量を超える、とも言われています。(WWFリンク:海洋プラスチック問題について)
どこかで誰かが海のことを「ごみのスープ」と表現していて、うぇっきもっ!と思っていましたが、放射能汚染水や陸で出た有害物質をひたすら流し続けている人類の状況を見ていれば、確かに一番しっくりくるかも、とも思ったり。
いずれにせよ、モノは買わない、捨てない、を徹底して地球にやさしく生きたいですね。
ということで今日は気になった”記事”について。
本当は今日政府がリリースした「環境・循環型・生物多様性白書」について私見を述べようと思ったのですが、予定変更です。
22時に風呂に入ろうとしたときにたまたまNewspicksから”山口周さんと成毛眞さんの対談が始まるよ~!”ってプッシュ通知が来たもんですから、面白そうだと聞いてみたら最後で、面白いがなだれ込んできちゃいました。
ということで、今日は政府リリースではなく、
山口周さんと成毛眞さんが語る「2040年成毛眞 未来からの提言 ~ヒューマニティ×ビジネスの未来」について、感想とポイントを述べたいと思います。
結論:これからのビジネスは『遊ぶ』『繋がる』『創る』だ。
理由:『安心』『快適』『便利』という昭和における価値については、十分に人類は手にすることが出来たので、これ以上ここを追求しようとしても、効用の限界を迎えているので、費用対効果が合わなくなってしまう。=つまり、『安心』『快適』『便利』を目的とするビジネスは終了した。
ということでした。
うん、実に明快で、個人的にはめちゃ腹落ちしますね。
だからこそ、ゲームの会社が業績が良かったり、マッチングアプリの会社が流行っている。そしてマッチングアプリはより効率を求めるか、趣味でオンライン上で実際にその価値観を共有し合ってから出会う、と言った流れになっている。
要は、『遊ぶ』『繋がる』『創る』をベースにしながらも、そこにはまだ『安心』『快適』『便利』の追求余地がある部分もあるので、その順序で追求していくと。(ここは木村の勝手解釈)
うーん、面白い視点。さすが山口さんですね。
ちなみにこんなことも言っていました。
グラハムベルが電信電話の技術を、それまでの通信手段としての最大手だった電報の会社に持ち込んだ時、その会社は電報にはあって電話にはない「記録に残す」という技術一つだけを見て、電信電話の技術がもたらす「離れた人と話したい(安心・快適・便利)」という点に気付けず、結局他社に技術を持っていかれる羽目になった、と。
これについて山口さんと成毛さんは『ドローンのモビリティとしての可能性』をテーマに同じことが起きている、と言っていました。
要は、”人間を運ぶドローンなんて開発したって無駄だ!”という人たちは、既存の道路の上を運ぶための代替手段として考えているから無駄だ、と思うだけで、ドローン開発者はそんなことは考えていない。
山奥だったり道路がなかった場所に家を作り、そこと駅を繋ぐことが出来たら、リモートワークと掛け算することで、『1週間に一回都心に出るために駅に行くが、最寄り駅に行くまでの手段はドローンで、しかも道路がないところ=絶景を見ながら通勤することが出来る』と。
なるほど、そういう見方があるのか!とめちゃくちゃ納得してしまいました。笑
要は物事を考える際の土台が全く違うわけですね。
まだまだ色々書きたいのですが、書き始めて20分が経ち、字数も1,500字と多くなってしまったので、ここまでにします。
あ、そうだ最後に一つ。
山口周さんの『ビジネスの未来』を読んだ時も、今日の対談を聴いた時も思ったんですが、今資本主義って”環境という側面から”、やばいよ、持続可能なシステムじゃないよ、と言われていますが、
実はもしかしたら山口さんが考えるような”人間の根本的な欲求から生まれる”ヒューマニティを持ったビジネスによって、自然と入れ替わっていくということがあり得るんじゃないかと、そういうことを想いました。
そのためには、「遊ぶ」「繋がる」「創る」ビジネスを広げていかないと、ですね。頑張ります。
Newspicksはたまにこれはおもろい!!という対談をセットしてくれるので、おススメです。
それではまた木曜日に。今日も一日お疲れ様でした。
明日も頑張りましょう!!
『今日の言葉』
幸福は人生の意味及び目標、人間存在の究極の目的であり狙いだ(アリストテレス)
木村匠吾