何故、古将棋のアプリはほとんど存在しないのか?
こんにちは。将棋ソシャゲ開発運営室です。
古将棋という概念を知ったとき、私が真っ先に思ったのが、古将棋を指してみたいとうことでした。
しかし、古将棋は Web も含めてほとんどアプリがありません。
面白そうなのに、何故ないんだろう、と思いました。古将棋を知った時点でそれをアプリ化するという発想はすぐに出てきそうなものです。
これなんですが、理由は実際に自分で将棋アプリを作り始めて直ぐに分かりました。
画面のサイズや解像度が障害となって、古将棋をアプリ化するのはかなり難しいのです。
私は今のところ9×9の盤面で作っていますが、これでも、画面のサイズや解像度が足りないと思います。
8×8の盤面のオセロなら作ったことあるけど、9×9になっただけで、そんなにきついの?と思うかもしれません。
これは、盤面の広さの問題ではありません。
将棋は画面に表示しなければならない情報が多すぎるのです。
というのは、将棋には持ち駒という概念があり、盤面とは別に持ち駒を表示するスペースが必要だからです。
更に言えば、私が作ろうとしている将棋ソシャゲでは、人それぞれ使用する駒が違うため、駒を選択したら、その説明が表示されるような機能も欲しいです。もっと言えば、駒を擬人化して、萌えキャラのイラストを表示したいところですが、それらを表示するスペースも捻出する必要があります。
以上から、パソコンの画面のサイズや解像度でも。将棋のアプリはかなり厳しいものになります。
大局将棋の規模になると、アプリ化は不可能でしょう。
大局将棋になると1日では決着がつかない為、プレイヤ同士の合意でセーブするような機能も必要で、仮に表示の問題をクリアしたとしても、設計段階からプログラムが複雑化します。
古将棋の場合、比較的小さい盤面を作う中将棋でも12×12と、かなり広いです。縦横3ずつの増加は侮れません。
折角、ガチャで駒を引いたら、それをどんどん使いたいというのがプレイヤの心境でしょうから、盤面は広い方が面白そうです。
そこで、私が開発中の将棋ソシャゲでは、中将棋の盤面を使うレギューレーションでは持ち駒ルールを無しにするという事を考えました。
これであれば、ギリギリ画面に収まりそうな気がします。
というわけで、私が開発中の将棋ソシャゲでは、最初は9×9の持ち駒ありのレギュレーションで考えますが、将来的に12×12の持ち駒無しのも考えます。
今回は以上です。
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