「将棋の日in関西」イベントレポート
2023年11月18日・19日(土・日)の2日間、グランフロント大阪・うめきたSHIPホールにて「第49回将棋の日in関西」を開催しました。急な冷え込みの中、現地まで足をお運びいただいた皆様、誠にありがとうございました。
今回は現地の様子を写真とともにレポート。大阪の将棋イベントの雰囲気が少しでも伝われば嬉しく思います。
「うめきたSHIPホール」は、大阪駅の目の前という立地のよさ。昨年につづき会場となりました。写真のうめきた広場には冬になると例年、アイススケートリンクが登場します(この2日間も設営が進められていました)。
今年はイベント同日に公開対局が2局(東京でJTプロ公式戦決勝・藤井聡太JT杯覇者VS糸谷哲郎八段、岡山で大山名人杯倉敷藤花戦第2局・里見香奈倉敷藤花VS西山朋佳女流四冠)。
16・17日には東西の将棋会館にて「将棋の日」表彰・感謝の式典、さらに、日本将棋連盟100周年記念企画としてついに情報解禁となった「ABEMA地域対抗戦」と、将棋界にさまざま注目が集まる週末となりました。
毎年秋ごろ、大阪で恒例となり今年で49回目を迎えた「将棋の日in関西」。
今年も将棋ファンの皆様へ日頃のご声援の感謝を込めて、充分にお楽しみいただけるよう、準備を進めてまいりました。
11月18日(1日目)
いよいよ初日を迎えた「第49回将棋の日in関西」。
「指す将」の方も「観る将」の方もお楽しみいただけるよう、今年はステージ観覧だけでなく1日目に指導対局の時間を長く設けました。
指導対局の後は、ステージでミニトークショー。
前半は村山慈明八段・上野裕寿四段・長谷川優貴女流二段、後半は大橋貴洸七段・服部慎一郎六段・古賀悠聖五段・徳田拳士四段が登壇しました。
短時間ながらも盛り上がったトークショーが終了し、最後はサイン会。
今回のサイン会は色紙への揮毫ではなく、棋士の集合写真に全員が順番に金色のペンで記名していくスタイル。当日出演した棋士全員とお話しすることができます。
こうして和やかな雰囲気の中、1日目が終了しました。
X新企画「ファッションのこだわり」
今回は新たな試みとして2日間とも、出演直前の棋士に突撃取材!本イベント出演にあたってのファッションのポイントを伺い、関西将棋会館公式X(旧Twitter)にて動画と写真を投稿しました。
日頃応援してくださるファンの皆さんと間近でお会いできるイベント。棋士も各々のこだわりを持って当日の服装等を選んでいました。
どんな回答があったかは是非Xの投稿動画をご覧ください!
関西将棋会館公式Xアカウント
https://twitter.com/shogi_osaka
11月19日(2日目)
2日目はステージ観覧イベントです。
今年はオープニングに、JCOM株式会社様より新四段へ「J:COM賞」の贈呈がありました。例年「J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会」の会場などで行われますが、今回は特別に本イベントでの表彰となりました。
今秋プロ入りした宮嶋健太四段と上野裕寿四段に、記念品と、副賞としてスーツの仕立券が贈られました。
両棋士の受賞コメントはこちらから。近年昇段した四段のコメントも遡ってご覧いただけます。
いよいよ、出演棋士の入場です。
最初のプログラムは畠山鎮八段・山崎隆之八段・斎藤慎太郎八段によるトークショー。収録カメラも入り、数日前に情報解禁されたばかりの「ABEMA地域対抗戦」に関するトークが展開。
続いてはフィッシャールールで「早指し二番勝負」。スピーディーな対局を2局続けて間近で観戦していただきました。
1局目の対戦カードは、柵木幹太四段VS宮嶋健太四段の東海対決。
2局目は畠山鎮八段VS杉本昌隆八段の八段対決。
続いて、後半のトークショーには杉本八段・柵木四段・宮嶋四段・北村女流二段が登場。それぞれの共通点や門下などについて話が広がっていきます。
トークショーが終了し、長めの休憩を挟めば本日のメインプログラム。
いよいよ、山崎八段と斎藤八段による特別対局。振り駒はお客様の中から抽選で選ばれた方にお願いしました。こういった機会もイベントの公開対局ならでは!
対局前半は畠山八段・宮嶋四段、後半は杉本八段・柵木四段が解説として登壇。途中には「次の一手クイズ」も実施し、正解された方の中から1名様に特別対局を戦った両棋士のコラボ色紙をプレゼントしました。
盛り上がったイベントも終盤。色紙が当たるお楽しみ抽選会と閉会式です。
閉会後は前日につづき、本日の出演棋士全員参加のサイン会。ファンの方とお話ししながら、集合写真に丁寧にサインを入れていきます。
こうして2日目も盛況のうちに閉会となりました。
今年の「将棋の日in関西」はいかがでしたか?お楽しみいただけましたでしょうか。
そして、日頃より関西将棋界へのご声援ありがとうございます。このレポートがどなたかにとって将棋イベントにご来場いただくきっかけになれば、とても嬉しく思います。2024年もさまざまな催しを企画してまいりますのでお気軽にご参加いただけましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!