第2回達人戦立川立飛杯本戦の展望
達人戦立川立飛杯は、4月1日付で満50歳以上の現役棋士のみが参加します。予選は持ち時間が1時間で切れたら1分未満、公開対局で行われる本戦は持ち時間30分で切れたら30秒未満で行われます。
既に予選が終了し、シードの4人と予選を突破した4人によるトーナメント表が発表されていますので、顔ぶれを確認しておきたいと思います。
予選を突破したのは、森内俊之九段、行方尚史九段・木村一基九段・増田裕司七段の4人です。
森内九段は前回はシードされて本戦から登場し、2回戦で羽生九段に敗れています。今回の予選では岡崎七段、森下九段、中川八段を降して本戦に出場します。
行方九段は初めての本戦出場で、予選では窪田七段、中村(修)九段、深浦九段、郷田九段を降しています。
木村九段も初めての本戦出場で、予選では中田八段、有森八段、屋敷九段を降しています。
増田(裕)七段も初めての本戦出場で、予選では畠山(成)八段、阿部(隆)九段、今泉五段、藤原七段を降しています。
前回は優勝した羽生九段に、プレゼンターとして登場した羽生会長が表彰状を読み上げる形となりましたが、今回も優勝候補の筆頭は羽生九段と思います。対抗は、昨年度に銀河戦で優勝するなど早指し棋戦で冴えを見せている丸山九段でしょうか。個人的には佐藤(康)九段の豪快な将棋にも期待しています。
12月3日に1回戦の4局、翌4日に準決勝と決勝が行われるようなので、楽しみにしたいと思います。