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将棋ウォーズ三段までの道

こんにちは。この度将棋ウォーズで三段になりましたので記念や記録の意味を込めてNOTEを書いています。
どこかで誰かの参考になれば幸いです。

プロフィール

年齢は35歳、妻と娘二人の4人家族です。
娘は現在4歳と1歳、まだまだ手がかかります。
下の子が生まれてからは主に上の子の相手は私がするようになり、休みの日は朝から子供と公園にいったり、プールに連れて行ったり、イオンのゲームコーナーに行ったり。
仕事の日は帰ったら子供二人をお風呂に入れて、上の子の寝かしつけもしています。
幸いにも上の子の寝つきが良いため、だいたい夜9時半以降には眠って朝まではめったに起きません。しかし、家事や仕事の勉強をしたり、妻とコミュニケーションをとる時間も作らないといけないため、将棋にかける時間が十分とれているとは言えません。
多くの子育て世代が同様だと思いますが、自分の趣味の時間がなかなか取れない中、将棋ウォーズで三段まで上がることができました。
私個人の感想ですが、上達するうえで大事だと思ったことを記載していきます。
余談ですが、とうまとは子供の頃飼っていた犬の名前からとっています。

戦法の選び方

どんな戦法でも強い人が使えば強いです。
しかし、私のように戦法についてあまり勉強ができない人はなるべく狙いがわかりやすく、自分から攻めていける戦法が勝ちやすいと思います。
数ある戦法の中で私が一番良いと感じたのは角交換四間飛車でした。
理由はいくつかありますが、①美濃囲いに囲えるので自玉が堅い、②飛車を2筋に回り逆棒銀を仕掛けるというシンプルな攻め、③狙いは相手陣に龍を作り横から攻めること、とわかりやすい  というのが主な理由です。

勉強について

よく○手詰めハンドブックを何周した、とかXで流れてきます。
確かに詰将棋は大事です、間違いないです。
しかし私はあまり詰将棋の代表格であるハンドブックをはじめ、詰将棋の本をほとんど読んでいませんでした。
3手詰めハンドブックは1周のみ、5手詰めハンドブックは半分くらいやって寝かせています。
じゃあ、何の勉強をやっているのか。
①詰めチャレ
②棋書を読む(主に角交換四間飛車の本3冊くらいを繰り返し何度も。たまに寄せの手筋200とかも)
③将棋放浪記など将棋youtubeを見る
④対局のぴよ解析

①の詰めチャレは夜寝る前や朝出勤する前、昼休みなど空き時間でやることができます。現在レートは三段で最高レートが1959です。大体ウォーズの段位より一つ上くらいになっていることが多いです。つまり私が四段になるには詰めチャレ四段から五段になる必要があると思っています。
これの良いところは間違えた問題を解けるまで挑戦できることです。時間に追われながら解かないといけないのもネット将棋の時間対策になります。

②棋書については戦法の勉強が多いです。角交換四間飛車の本だけでも5冊くらいは持っています。その中でも一番好きな棋書は何度も読み返しています。特に勝てなくなったなと思ったときに棋書を1冊読むと手筋や駒組を思い出すことができ、勝率が上がるのが実感できます。何度も読んだことのある棋書はすらすら読めるので時間もあまりかかりません。

③強い人の動画観賞はモチベーション維持に役立ちます。たまに棋譜並べやその解説動画なども見ます。本当に良い世の中になりました。棋譜並べは自分で何回も並べるのが大切だという人もいますが、私は解説付きの動画で「なるほどなあ」と言いながら楽しみながら見ています。私にとってはこれくらい手軽な方が継続できるので助かっています。

④対局の反省は大事です。反省せず廃指ししてもたぶん強くなれません。対局中に迷った局面や相手がこう指したらどうだったんだろうか、と検討することは一番上達への近道だと思っています。

無理攻めをしない

上記のような勉強をしていた私ですが、二段から三段に上がるまで何度も打ち返されました。
最後にその壁を突破できたのは"無理攻めしない"が大事だったと感じました。
角交換四間飛車にはいくつか対策があります。
将棋ウォーズでは相手の得意戦法が表示されるので相手も対策しやすく、一つの戦法しか指さない人ほどこの機能には悩まされます。
最初は自分から攻めることに固執して無理攻めをしてしまい、見事にカウンターを食らっていました。
そこである時から、攻め筋が見えないときは攻めずに囲いを進展させることを意識し始めました。
正直、美濃囲いから高美濃囲い、銀冠に発展しても囲いが強くなっている気がしなかったのですが、実際には無理攻めするよりも勝率は上がりました。
二段まではとにかく攻めたほうが相手のミスを誘い勝ちやすかったのですが、三段からは手を待つ、囲いを発展させる、攻め筋を変える、などの応用が特に必要だと感じました。

まとめ

三段まで昇段する人は大体自分の勉強法など持っていて、そのプロセスは人それぞれだと思います。
今回は一例として私の経験を書いてみました。
私は将棋を始めてからどんなに負けが続いても将棋をやめたいとは一度も思ったことはありません。それは適度に緩く、楽しみながら将棋の勉強や対局をすることができたおかげかなと思っています。
今後も皆様と楽しみながら将棋を指すことができれば嬉しいです。

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