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僕たちはなぜ学校に行くのか

「僕たちはなぜ学校に行くのか」


胸がザワザワした。


「この本、良いから絶対に読んで」

と小学生の息子に手渡された。ページをめくるとマララさんの国連演説と子どもたちの写真がひろがり進んでいく。

世界中で身勝手な大人に、子どもが苦しめられている。戦争や貧困で学校に行けない子ども達がたくさんいる。

本当は学校に行って友達と遊んだり勉強がしたいのに。


15歳の少女が教育を受けたいと声をあげ続いて武装グループに銃で撃たれた。

命を懸けて声をあげ続ける少女のメッセージは多くの人の心を動かした。


この本には、パキスタン、インド、アフリカなどの国で苦しむ子どもの話だけでなく、大阪のある小学生は1日に一食しか食べられないことも書いてある。


戦時中ではない、今現在の日本のはなしだ。

不機嫌な大人が子どもを支配している。

それでも子どもは、大人に僅かな期待を抱いて眠りにつく。

親だって色々ある事はわかるけれど
子を持つ一人の親として深く考えさせられた。

いま、世界中で不安、緊張が高まっている。


望むことは、今よりもっと良い世界になる事。
平和で皆んなが幸せになってほしい。


子どもは未来である。

学校で友達と遊んで学んで考えて良い世界をつくろうとしてくれたら嬉しい。
私は子どもを応援していく!


「素晴らしい本を教えてくれてありがとう。」


そう言うと、


息子は笑った。

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