人は足から老いる
歩くことが普通であるうちに歩く習慣をつけておく。この仕事をしていて、とても大切なことだと感じる。
年齢を重ねるとただでさえ、体の機能も気力も落ちる。若いころから歩く習慣のある人とそうではない人では、老いてから元気に過ごせるかどうかは雲泥の差が出るのだ。
若い時から歩く習慣があった人でも、怪我や外反母趾などの疾病を見過ごしたまま過ごしていると、歩けなくなってしまう人もいる。
先日の母の日、主人の母にサンダルを渡しに行った。
昔から運動も心がけ意識して歩いてはいたが、もともと足が弱く外反母趾や膝の痛みがある。
デイサービスに行くためのサンダルが欲しいと心待ちにしてくれていて、持って行ったサンダルを履かせてあげたら、そのままお散歩に出かて行った。
ここ数年で姿勢も前かがみになってしまい、歩きにくそうにはしているけれど、渡したサンダルだと歩けると出かけてくれている。
歩けるから気力がある・気力があるから歩ける
動物は歩けなくなった時、死を意味する。
目をそらしたくなるけれど、それは人間も同じこと。