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【農業初心者必見】注文する種子の量がわからないときのための記事

「来年度、どのくらい種子を注文する必要があるのか・・・??

これは、農業初心者にとって大きな悩みの一つではないでしょうか。

先日の培土に続き、昨日種子が届きました。

そして、来年度育てるお米は、「コシヒカリ」、「ふさこがね」、「にじのきらめき」です。

今回は祖父母に注文してもらいましたが、農業初心者の私にとっては

「え…どのくらいの量を注文すればよいの…???

とポカーンとしてしまいました。

そこで今回の記事では、農業歴50年のじいちゃん、ばあちゃんから学んだ「注文する種子の量の目安」と「必要な量の計算方法」について解説します。

記事の末尾には「必要な種子の量の計算表」をスプレッドシートで添付しております。良かったらご参照下さい。

今後、種子を注文するときに役立つ情報となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

記事が良かったらスキやフォローしていただけると嬉しいです。

※この記事は、田植えを5月上旬に行うことを前提に解説しています。多くの農家さんが「稚苗(ちびょう:苗の生育ステージの名称)」の段階で田植えを行いますが、「中苗(ちゅうびょう)」や「成苗(せいびょう)」など、苗の成長度合いや田植えの時期が異なる場合は、育苗箱に入れる種子の量が変わってきます。その点をご了承の上、お読みいただければと思います。



注文する種子の量の目安


それでは、どのくらいの種子を注文すればよいのかの悩みを解決します。
まずは、祖父母から教わった下記2つの目安を紹介します。

①種子4kgの袋1つで25枚の育苗箱が作れる(1kgあたり6.25枚)
10aあたり18枚の育苗箱が必要(1aあたり1.8枚)

https://www.komeri.com/shop/g/g462302/

こちらが、水稲農家には欠かせない「育苗箱」です。

「種子4kgで25枚」「10aあたり18枚」

頻繁にじいちゃんが言う、育苗箱の数を示すセリフです。

Googleで調べると、多少の枚数の違いがあるようですが、今回は我が家での基準として「種子4kgで25枚」「10aあたり18枚」で紹介しました。状況によって変わることもあるので、実際に試しながら調整してみてください。


必要な量の計算方法


上記の「種子の量の目安」をもとに、実際にどのくらいの種子を注文すればよいのか計算してみましょう。

こちらの表をご覧ください。

▼必要な種子の量(kg)を計算する方法

▼必要な種子の袋(1袋4kg)の数を計算する方法

必要なキロ数を計算するのは比較的簡単ですが、
種子が4kgずつ小分けされている場合は少し工夫が必要です。

例えば、コシヒカリを100a作付けする場合、

コシヒカリ100a = 1a × 100倍
1aあたり育苗箱1.8枚 × 100倍 = 育苗箱180枚必要(③の回答)

これをもとに、種子が4kgずつ小分けされている場合、業者に必要な数を伝える際の計算方法は以下のとおりです。

育苗箱の数 ÷ 25(種子4kgの袋で作れる育苗箱の数)
= 必要な「種子4kgの袋」の数

コシヒカリ 育苗箱180枚 ÷ 25 = 7.2(4kgの種子の袋が7~8袋必要)

解説は以上です。

業者から「今年の種子、何袋くらい必要ですか?」と聞かれたら、

「コシ8袋で!」(※略称は今考えました)

なんてスムーズに注文できたら、ちょっとかっこいいですよね!

まとめ


今回は注文する種子の量の目安必要な量の計算方法について解説させていただきました。

種子の量の目安は、農業歴50年のじいちゃん、ばあちゃんの経験からの目安です。

それぞれやり方はあり、ネットで調べてもいろいろな情報がありますので、こちらで紹介してるものはあくまで目安だと思ってください。

これからも千葉県産のおいしいお米を全国にお届けできるよう、頑張って生産いたします!

今後も農業に関する情報を発信していきますので、記事が良かったらスキやフォローしていただけると嬉しいです。

また、農業に関するコメントもお待ちしています。

まだまだ農業初心者の身分のため、
長年従事している方のお言葉をコメントで頂けたら幸いです。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


▼必要な種子の量の計算表

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1NzYtP3iTLBvyzZT3OLmFlefvnLkbsPIoSxEJ42MmaJo/edit?gid=0#gid=0


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