
今月の保育 園長
1月の主題 3歳児「じっくりと」 4・5歳児「かさねる」
1月の聖句 「受けるよりは与える方が幸いである」
(使徒言行録20章35節)
1月のねがい 3歳児
・クリスマスを通してイエスさまを身近に感じ、お話を聞く
・お正月遊び、昔遊びなどに親しみ、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを知る
・寒い季節の自然、氷、霜柱などに触れる中、体を動かすと暖かくなることを知る
4・5歳児 ・クリスマスに与えられた喜びを引き続き感じながら、聖書の物語に親しむ
・今まで楽しんできたことに新たな経験を重ね遊びを広げる
・冬の不思議やおもしろさに気付き、友だちと調べたり試したりする
1月の讃美歌 「おうちがゆれた」 「ちいさいいのちが」
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2月の主題 「響き合う」
2月の聖句 「わたしは弱いときにこそ強いからです。」(コリントの信徒への手紙Ⅱ 12章10節)
2月のねがい 3歳児
・祈りの習慣となり、自分や家族のことを祈ろうとする
・気の合う友だちを遊び、気持ちが通じる楽しさを感じる
・寒さの中にあっても、草木が春の準備をしていることに気付く
4・5歳児 ・イエスさまとのつながりを一人ひとりが感じて過ごす
・お互いの存在を認め合い、相談しながら時間をかけて思いを実現してく過程を楽しむ
・冬の自然の中に次の季節への備えを知る
2月の讃美歌 「せかいのこどもは」 「きゅうこんのなかには」
新年あけましておめでとうございます。
始業式の日、子どもたちは寒さの中を元気いっぱい登園してきました。やってみようという意欲があふれているように見えました。冬休みの間、ご家庭でたっぷりと甘えさせてもらったり、日頃出会わない方からの愛情を感じたりして良い時をもたれたことと思います。3学期も神さまの愛に包まれて、意欲や力を発揮して一人ひとりが輝いていくことを心から願っています。
12月のクリスマス礼拝や祝会では、ご一緒にご参加いただきありがとうございました。子どもたちの真剣な表情や異年齢との温かなかかわりを間近にして、胸が熱くなる瞬間が多くありました。また祝会の後には、子どもたちとプレゼント交換の時がもたれました。子どもたちにとっては、「おうちの方にプレゼントしてあげる」という、相手に喜んでもらうことの嬉しさを味わう機会となったようです。おうちの方に「喜んでもらえるかなあ」「喜んでもらえたらいいなあ」などと相手のことに思いをめぐらせながら時間をかけて準備してきた子どもたち。その思いがクリスマスの喜びの一つになっていることでしょう。そして、子どもたちとプレゼントを交換する時には、きっとプレゼントに込められた子どもの思いと子どもの存在を喜びながら受け止めてくださったことと感謝いたします。
そしてまさしく今月の聖句には、「受けるよりは与える方が幸いである」とあります。この言葉は、使徒パウロが、親しかったエフェソの教会の人々にお別れの言葉をして語った言葉で、パウロが唯一引用したイエスの言葉です。人間はどうしても、自分だけ良ければいいという自己中心的な思いに陥ることがあり、ややもすると「与えるより受ける方が幸い」と考えがちです。また人に与えた分と同じくらい返してほしいと思ってしまうことさえあります。その中でも、私が感じる頌栄幼稚園の保護者の皆さまは、相手のことを思って過ごされているように思えます。与える幸いを感じられる子どもたちの心を育むためにも、自らを振り返り、与えることの幸いを心に、これからも日々生活していきたいものです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。