#4 自分にしか出来ないと思っていることはたいていの場合、誰でもできる。

私は一般的に経営資源と呼ばれている「人、物、金、情報」のいずれも持たずに創業しました。普通、そこそこのお金をもって会社を設立するものなので、そのお金を使って融資か投資を入れて使えるお金を増やして人、物、情報を獲得してビジネスを開始します。

それに対して私はそのいずれも無かったのでどうしたのか?全て一人でお金のかからない手法でサービスを創り、お金のかからない方法で営業をしました。

学生起業家のうち、実家が太くない状態で、投資が入っていない人は基本的に全部ひとりでギリギリ何とかする手法を選択する他に有りません。それで何とかなった場合どうなるのか?結果は属人性が高すぎるビジネスが完成します。

属人性が高すぎるビジネスというのは非常に考えもので、その人がいなければサービスが販売できないケースが多いです。そのため、創業してある程度キャッシュを生み出せるようになっても、それ以上拡大、つまり経営に成長していくことが困難になります。

なぜこうなるのか?それには理由が大きく3つ存在します。
1.プロダクト作成のノウハウが明文化されていない
2.営業方法や販路拡大の方法が明確でない
3.他人に任せるのが怖い/お金がかかるのが嫌

私もお金が全くないところからのスタートだったので、誰かに時給を支払うと言うのが怖くて雇えないのは勿論、雇ってみたものの1,2が明確でない為従業員にも大変な苦労を掛けたことを覚えています。

でも実際のところ、仕事に従事したいと考えている方の方が基本的に優秀なことが多いので全て任せてみると案外うまくいったりします。自分に出来ない事なんてこの世の中にないし、経営者をするのであれば自分にしかできないことをする必要はないのではないかと思う今日この頃です。

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