マガジンのカバー画像

書籍分類/趣味本

18
ITエンジニアリングとは関係ない趣味の本の紹介記事です。
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

蔵書紹介:悪口ってなんだろう/和泉悠

本の概要『悪口ってなんだろう』 言語哲学者による悪口の考察が書かれている。悪口が悪い理由や悪口とは何かについて、20個のテーマに分けて解説されている。ちくまプリマー新書特有の中高生向けの読みやすさと、大人が読んでも学びを得られるような本になっている。 購入経緯と読書状況ちくまプリマーなので中高生向けと思って敬遠していたが、Twitterのクチコミが良かったので購入した。まだ全然読んでいない。

蔵書紹介:「若者の読書離れ」というウソ/飯田一史

本の概要『「若者の読書離れ」というウソ: 中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか』 「最近の若者はスマートフォンの普及もあって本を読まない」といったイメージに対する実態として、読まれている本や読者層、カルチャーについて書かれている。 購入経緯と読書状況タイトルがキャッチーすぎて発売当初は逆に敬遠していたが、Twitterのクチコミで評判が良かったのを見て購入した。まだ全然読んでいない。

蔵書紹介:世界滅亡国家史/ギデオン・デフォー

本の概要『世界滅亡国家史』ギデオン・デフォー (著), 杉田 真 (翻訳) 近代の滅亡国家の成り立ちや滅亡について書かれている。各国のエピソードは数ページに短くまとめられており、雑学が多く取り上げられているため飽きずに読める。よく売れているらしいが、読みやすく書かれている反面、内容の薄さへの批判も散見される。 購入経緯と読書状況Twitterと書店で見かけておもしろそうだったので購入した。部分的に読んだページもあるが、まだほとんど読んでいない。

蔵書紹介:広辞苑先生、語源をさぐる/新村出

本の概要『広辞苑先生、語源をさぐる』 言語学者であり広辞苑の編纂・著者として知られる新村出による、語源の解説およびエッセイ集。取り上げる言葉の中には青空、雲、霞、霧のような気象用語や、どくだみ、豆などの植物の名前にも言及があり、自然科学とヒトの営みのつながりを見ることができる。 購入経緯と読書状況書店で見つけてジャケット買いした。言語学や語源への興味も小さくはないが、それだけでなく自然科学の教養を深めることも目的として購入した。まだ全然読んでいない。

蔵書紹介:植物の形には意味がある/園池公毅

本の概要『植物の形には意味がある』 植物の葉・根・花などの形と機能について、植物学者によって解説されている。植物の生存戦略や進化の歴史にはおもしろい話が多く、葉っぱや根っこは光や水・栄養の確保や奪い合いの背景があったり、花や果実には虫との共生や子孫の拡大を狙った仕組みがあル。雑学的な知識の習得だけでなく、ヒトの営みに参考にできるものを探すとよりおもしろいだろう。 購入経緯と読書状況書店で見かけておもしろそうに見えたため購入した。元から植物の本には興味があり、特に稲垣栄洋さん

蔵書紹介:「利他」の生物学/鈴木正彦, 末光隆志

本の概要『「利他」の生物学-適者生存を超える進化のドラマ』 生物は本来は利己的なのに利他的な行動を取るメカニズムについて、植物学者と動物学者が解説している。利己的な行動、利他的な行動、あるいは共生について、具体的な生物を例に挙げた説明がある。『利己的な遺伝子』を日本人がカジュアルに噛み砕いた本と言える。 購入経緯と読書状況書店の新刊の棚で見つけてジャケット買いした。稲垣栄洋さんの植物の著書が好きなので、本書のテーマにも興味を持った。ただしまだ全然読んでいない。

蔵書紹介:未来を語る人/ジャレド・ダイアモンド、大野和基 ほか

本の概要『未来を語る人』ジャレド・ダイアモンド (著), ブランコ・ミラノヴィッチ (著), ケイト・レイワース (著), トーマス・セドラチェク (著), レベッカ・ヘンダーソン (著), ミノーシュ・シャフィク (著), アンドリュー・マカフィー (著), ジェイソン・W・ムーア (著), 大野 和基 (編集) 日本人ジャーナリストによる世界の著名な経済学者へのインタビュー。地球温暖化、パンデミック、国際紛争、格差拡大などの諸問題を資本主義はどうやって解決するかが語られ

蔵書紹介:デカルトからベイトソンへ/Morris Berman

本の概要『デカルトからベイトソンへ ――世界の再魔術化』Morris Berman (原名), モリス バーマン (著), 柴田 元幸 (翻訳) 私は本書の内容について全然理解していない。タイトルにデカルトとあるため、哲学あるいは哲学に近いことが書かれていると思うが、紹介文や目次を読んでも確証を得られなかった。そしてベイトソンが何かも私は知らない。1980年代に出た本の新装版であり、また、海外著者の翻訳版で、しかも本文が300ページ超、あとがきを入れて400ページ超もあり、

蔵書紹介:ハイデガーの哲学/轟孝夫

本の概要<ハイデガーの哲学 『存在と時間』から後期の思索まで> ハイデガー哲学の考察が書かれている。ハイデガーといえば主著の 『存在と時間』が有名だが、本書は『存在と時間』以外の部分にも注目している。黒ノートやナチスへの言及もある。ハイデガーの生涯を通した考察がされており、厚さは500ページを超えている大作である。 購入経緯と読書状況以前からハイデガーの関連書籍を集めていたため、発売時にブクログの新刊通知を見て購入した。ハイデガー関連本は読むのが難しくてほとんど手をつけて