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記事分類/蔵書紹介

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買ったけど読んでいない本について紹介します。本の概要、興味を持ったポイント、購入や積読の経緯など。
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#行動経済学

蔵書紹介:スラッジ/キャス・R・サンスティーン

本の概要『スラッジ: 不合理をもたらすぬかるみ』キャス・R・サンスティーン (著), Cass R. Sanstein (著), 土方 奈美 (翻訳) 『NUDGE 実践 行動経済学 完全版』の共著者のキャス・サンスティーンによる行動経済学の本。NUDGE(ナッジ)が合理的な選択を促す仕組みであるのに対して、スラッジは合理的な選択や行動を阻害する仕組みであり、本書はこのスラッジについて書かれている。『NUDGE 実践 行動経済学 完全版』はよく知られており評判が良いが、本書

蔵書紹介:予想どおりに不合理/ダン アリエリー

本の概要『予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』ダン アリエリー (著), Dan Ariely (原名), 熊谷 淳子 (翻訳) 行動経済学の第一人者によるベストセラー本。ヒトの行動原理を学び、ビジネスに活かすことを目指す。 ただし近年、行動経済学は再現性の問題が指摘されており、本書の内容も問題があるとされている。本書を真に受けたり他人へ推薦するのは避けたいが、再現性がないと言っても一つの例として話半分で聞く程度であれば参考にはなるだろう。

蔵書紹介:ファスト&スロー/ダニエル・カーネマン

本の概要『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?』ダニエル・カーネマン (著), 村井章子 (翻訳) 心理学者であり行動経済学者でもある著者が、行動経済学、認知心理学、統計学について書いている。行動経済学の書籍としてダン・アリエリーの『予想どおりに不合理』と同じようによく読まれているが、行動経済学の再現性の問題についてダン・アリエリーと同じようにダニエル・カーネマンの一部の理論も指摘されているため、安直に信じすぎないように気を付けながら活用するのが良いだろう。

蔵書紹介:教養として知っておきたい33の経済理論/大村大次郎

本の概要『教養として知っておきたい33の経済理論』 経済理論や経済学の基本について、元国税調査官である著者の経験と紐づけて説明されている。アダム・スミス、マルクス、ケインズ、囚人のジレンマ、ナッジ理論、プロスペクト理論などの名前は聞いたことがあるような概念が33個取り上げられている。浅く広く学ぶのに良いだろう。 購入経緯と読書状況書店で見かけて購入した。行動経済学に興味があるが『ファスト&スロー』のような本格的な書籍には手が出づらいため、まずは入門的に学ぶのに本書はちょうど

蔵書紹介:認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編/米田紘康, 竹村祐亮, 石井慶子

本の概要『情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編』情報文化研究所 (著), 米田 紘康 (著), 竹村 祐亮 (著), 石井 慶子 (著), 高橋 昌一郎 (監修) 昨日紹介した『認知バイアス事典』の続編。前作では論理学、認知科学、社会心理学のアプローチで説明されていたのに対して、本書では行動経済学、統計学、情報学のアプローチで認知バイアスが説明されている。各項目を4ページにまとめて大きい図表がある点、表紙のデザインの目立ちやすさも変わら