「手紙」
創作詩「手紙」
あの頃はまだ恥ずかしくて
面と向かって話すことすらできなかった。
嬉しかったこと、悲しかったこと、君への愛 、想いの全てを手紙に込めた 。
手紙が僕たちの「会話」だった 。
友達(まわり)はそれをおかしいと言ったけれど、
僕はとても幸せだった。
二人の始まりは一通の手紙だったね。
少し変わった付き合い方だったかもしれない。
それでも僕が君を愛してたことに変わりはないから良かったと思える。
別れは決ってたのかな。
何かが崩れていくのが自分でも分かったよ。
なのに、どうすることもできなかった。
すれ違い多くなってきたもんね。
でも、きっとあれは僕の我が儘だった 。
そのせいで、君をたくさん苦しめた。
二人の終りは一通のメールだったね。
正直、微妙な終わり方だった。
素直な想いを言うことさえできず、
ただ、強がってた。
君のことは多分、一生忘れることはないでしょう。
たくさん後悔したけど、それもきっと
いい思い出に変わると思うから。
一通の手紙で始まった僕と君の恋、
確かに普通の恋愛とは違ったけど、
幸せな恋だった。
君に出会えてよかった。
今なら、笑ってそう言えるよ。
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