私のとっての感謝

よく人に感謝をすることが大切だと言われる

まあそういう話を聞いたときは確かに大事なのだろうと思うけれども、本当に自分から感謝しようとは簡単には思えないよね

僕も感謝の大切さを聞いた直後は全く頭に残らず聞き流していたのです





でもあるとき街を歩いていて、ぼーっと田んぼを眺めていた

小さい時からずっとみてきた風景、夏はモワッとして暑くて気持ち悪いし、冬はからっ風をせき止めてくれないから全然好きじゃなかった

でも立ち止まってよく考えた時に、ここはどうして田んぼになっているのだろうと考えた



かつては沼になっていて行き来も不便だし作物も取れないし洪水も起こりやすいしととても使いづらい場所だった

そこをどこかの誰かが頑張って堀を作って草を刈って泥を耕して、それをし続けた上に今の田んぼがある

そしてどこかの誰かというのは、紛れもない自分の町のご先祖さまたち

たくさんお米を収穫して子供達がもっとたくさん食べることができるように

この田んぼにはご先祖さまの努力の結晶が詰まっている





そう思った後には頬を涙が伝っていた

そんなことを思ったのは人生で一度もなかった

気がつくと胸が熱い思いでいっぱいになっていた

きっとそれに人は感謝という名前をつけるのかもしれない





単純に感謝の大切さを説くのは非常に簡単だ

でも実体験として感謝を心の底から感じることには個人差がある

あなたにはあなたにしかわからない感謝の思いが絶対に心の奥底に眠っている

僕はそれを見つけるお手伝いがしたいと考えている

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