
貧すれば鈍するは、ほんと
貧すれば鈍する。有名なことわざです。こういう教訓めいたことわざって知ってはいても実際の経験が伴わないと、わかったような気になるだけで完全には理解できません。
そこで、ブラック自転車店で貧乏をし、その後、開業し赤字初年度に貧乏をした私が、貧したことでどのように鈍したか書いていきます。
意思決定に時間がかかる
お金がないと、節約志向になるので何かを選ぶときに時間がかかりがちになります。結果、時間を浪費してしまいます。
大きな設備投資ができない
お金がないと大きな設備投資が必要になった時に現金が足りなくてできないときがあります。将来的に絶対必要になるものを導入できないことで、負のスパイラルがはじまります。
生存に必要なもの削ってしまう
貧乏自転車屋時代、電気代がもったいないのでエアコン代やら、花粉症の薬やらをケチっていました。歯医者の定期点検にも行ってなかったです。
この辺は健康を害するのでやめた方がいいのですが、お金がないことでそこまで頭が回りませんでした。
健康がコストのかかるぜいたく品である状態はほんとに良くなかったです。
追記:エアコンの設置も花粉症対策も行いました。
今は開業から4年以上経って、なんとか人並みの暮らしができるようになりました。そうなってみると、時間も健康もお金で買えないかと思いきや高くつくけど買えなくないものだと思わされました。