Fukushima50
2011年3月11日 午後2時46分 東日本大震災 発災
震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
あの日から10年がたった、今日。
福島での原発事故対応に当たった作業員たちを取り上げた映画をみた。
公開時から知っていたが、この日に見ようと前から決めていた。
Fukushima50
**12日の金曜ロードショーで放送されるそうです。**
この映画は、門田隆将さんというノンフィクション作家が書いたドキュメンタリーが原作になっており、その本は、出版された頃に読んだことがあった。
『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫刊)
だが、やはり文字で読むのと映像化されているのとでは感じ取れるものが違う。
放射能という見えないものとの戦い、情報の錯綜、東電本店と政府との意見の食い違い、地元福島を放射能で汚染してしまうことに対する苦しみや葛藤・・・。
2時間の作品の中で、さまざまな困難がリアルに描き出されていた。
僕自身、東日本大震災に関するドキュメンタリー本やテレビ番組は見ていたけれど、今回の映画では、現場の過酷さがより鮮明に伝わってきて(実際は映画であってもあらわしきれない部分が多くあるのだろうと分かってはいるけれど。)本当に胸が痛くなった。
そしてふと、今こうして自分が東京で健康被害もなく暮らせていることが、幸せなことなんだな、と実感することができた。
震災当時、自分は小学校3年生。東京にいたが、震度5弱の揺れを初めて体感し、夜も怖くて眠れなかった日が続いていたことを思い出した。コロナ禍で苦しい生活を余儀なくされているけれど、あの震災から10年、もう一度見直すべきことはたくさんあるような気がした。
3.11を忘れてはいけない