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航空イノベーションアカデミー【第9回】

最近暑すぎる。
今日もバイトでテニスコートに5時間くらい、ほとんと休みもなく立っていただけど、”日焼けが・・・”とかのレベルじゃなくキツい。笑
暑すぎて頭が回らなくなってくるので、とっさにお客さんの名前が出てこなくなるし、何球出したかわからなくなるし
帰宅してシャワーを浴び、クーラーの効いた部屋で寝ても、体がまだあつい。こんなのがあと1ヶ月以上も続くなんて。どうしたらいいんだろうか。

さて、先日、航空イノベーションアカデミーの第9回が開催された。
今回はAIRBUS VENTURES の社員さんからのご講演でテーマは、会社としての取り組みとそこから生まれる航空宇宙業界でのイノベーションとの関わりについて。

Airbus Venturesは、アメリカカリフォルニアを拠点としており、航空産業などに関わる技術を持つスタートアップ企業に投資を行うベンチャーキャピタル(VC)である。

予定通り講演が始まったわけだが、VCやりつつ、アントレプレナーやってそこで初代代表を務めたのち今はボードメンバーです、という社員さんが優秀すぎてペースが早いうえに、カタカナ語ばかりだし専門用語ばかり。(もはやそのカタカナ語が海外の企業名なのかビジネス用語・業界用語なのかさえ分からなくなってくるわけです笑)

VCはわかる。だけど、CVCってなんだっけ?
(CVCとはコーポレートベンチャーキャピタルのことで、投資を本業としない事業会社が、自社の事業分野とシナジーを産む可能性のあるベンチャー企業に対して投資を行うこと。あるいはその組織。)←後日調べ。

CVCにはメリットとデメリットがあって・・・(ふむふむ)
そもそも、ファンドにはGPとLPがあって・・・(??)
(そもそも、この話の中でファンドって何を指すんだっけ?)

開始10分。置いていかれました。
と思っていたら、周りの参加者も”ちょっと待って〜”という感覚の方も多かったようで、ファシリテーターの方が(Airbus Venturesとビジネス上のやりとりがある会社の方だったこともあり)ツッコミをいれてサポートしてくださった。

その後は、どんな投資案件があったか、とか、どうやって投資するスタートアップ企業と出会うのか、選定するのか、どんな技術に注目してきたのか、エアバス本体との関係性はどうなっているのか、といったことに話が及んだ。

難しい内容には解説も挟んでいただいたが、業界ゆえ?ほんとにカタカナばっかり。ディスラプトがどうとか、デューデリジェンスはどうするとか、IPOの要件がどうだとか、SPACがどうとか(SPACってなんだ?笑)・・・。
(就職先はコンサル業界ですが、こういったワードも頻繁に聞くようになるし、もっともっと勉強しなきゃいけないんだろうな、と思いながら聞いていました。)

とはいえ、まあ話の結論として大事なのは難しいビジネス形態の話ではなくて。
VCみたいな業界にいる人から見て、航空業界でイノベーションを起こしていくためにはどんなことがこれから求められるのか?ということ。

Airbus Ventures の投資先となるようなスタートアップは、ハードテックが多い(もともと航空産業はハードテックがメイン、そのなかでもソフトウエアからアプローチしようとする企業もあり注目されている企業もある。)ことから、アカデミア(大学など研究機関)から出てくるものが大事。日本はかつて製造業が強かったし、過去の遺産も大きいはず。それなのに世界に越されているのはどうしてなのか。そういったことにも参加者を交えて議論になった。

せっかくの機会だったので、僕もひとつ質問させてもらった。
「VCとしていろいろなユニークな技術を持つスタートアップ企業を見なければならない、自分の専門外の技術やこれまでになかった分野に携わることも多いなかで、どのように知識のアップデートやキャッチアップをしているのか?」

全知全能にはなれないから、ある程度は割り切らないといけない。
その上で、優良なインフォメーションソースをもてるか、が大事。
情報を聞きにいく、そこで教えてもらった論文を読む、自分なりに研究してレポートを書いてみる、などなど。
とにかく、人、レポート、メディア、チームが重要。あとは好奇心。
VCの立場としては、ビジネスからの目線が軸になっていることを忘れないようにしている、技術開発者を応援する立場ではあるけど、作る人ではない。

スペシャリストか、ゼネラリストか。
求められているのは、その両方であること。
マルチにリソースを持ち、自分の強みを1本立てた上で、人やチームを使って、新しい分野にも切り込んでいく。

就活で面接をしていた時、とある企業の面接官も同じようなことを言っていた。
「今の自分の専門を、最後の切り札として隠しておけるくらいになる、そのために他の専門分野だったり、プロフェッショナルな知見をつけておくことができれば、それは強い。」

そんなことを考えさせられた第9回講演。
航空イノベーションアカデミーも残すところあと1回、最終発表会のみだ。
最終発表会では、一人ひとりがグループ内で発表し、それをグループでひとつにまとめて全体発表というプログラムのようだ。約3週間くらいあるのでじっくり考えたい。

学生という立場から、航空イノベーションにどう携わることができるのか、
何をもとに発表を構成したら良いか、一緒に参加している研究会の先輩とそんな話をしながら帰路についた。



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