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断捨義ーその①断る編

そんなにやることばかりではない

やるべきこと義務的な思考を減らすことは、
精神的な負担を軽減し、
時間脳のエネルギーリソースを確保することにつながります。

断る(断):

不必要な頼み事やそこまで乗り気でもない要求を断ることができたらどんなに楽なことか…

自分の好きなことだけ「はい」と言えて、それ以外のことを拒否できたらとついつい思ってしまいます。

しかし、たくさんの方が
すべてに「はい」と言う必要はないと頭の中ではわかっていてもなかなか実行できないのがほとんどです。

では、ここで一旦視点を変えてみて
「人間が断れない状況とはどのような状態のときなのか」
まずは探ってみましょう。

未来に対して楽天的、故に引き受ける

人間が追い詰められているときや疲弊している時の判断能力は下がってしまってしまい、ついつい些細な頼み事や相手の言われたことを承認して請け負ってしまいます。

こうした原因の背景として、人間のバイアスに未来への希望的観測を持っていることが考えられます。

「今あるしんどい状況から抜け出せたらいいな」と思ってしまうがために、「1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月後にはきっと楽になっているだろうな」と考えてしまいます。

その結果、いつまで経っても忙しさと付き添い、なかなか断れない状況が続いてしまいます。

断る具体的なテクニック

良い断り方のポイントや状況別の技術は、
他人の要求を断る際に相手の自尊心を尊重しつつ、
関係を維持するための効果的な方法を提供します。

以下に、これらの要点をまとめます。

一貫性で断る:
自分のルールや価値観に一貫して従い、断ることで信頼性を保つ。

共感する:
相手の立場や感情を理解し、共感を示すことで断る。

相手への感謝:
頼みを考えてくれたことへの感謝を表す。

主語を変える断り方

「私」から「私たち」に変えて、
共同の利益リスクを考慮する。
相手の提案がもたらすリスクや不利益を指摘し、
無責任に引き受けることができない理由を説明する。

引き受けることはできないが仲間であることを伝える

断る理由として、
家族や他の大切な事柄を優先したいという個人的な事情を説明する。
相手の大切なことを尊重する姿勢を見せることで、
関係を損なわないようにする。

相手が断った理由を使う

過去に相手が使用した断りの理由や、
その人の世代や環境に合った断り方を考慮する。

断れない状況

①断りたいが明確な理由がない場合:
自分の時間=「暇」を成功への道と見なし、
→考える時間や自由な時間の価値を強調する。

②グループから頼まれると断りにくい:
私たちは集団からの頼み事にはものすごく断りにくい。

人間には「周りの目が厳しい」と思い込んでしまう厳格性バイアスがある。
これは相手が複数であればあるほど感じる。

集団から頼まれた場合には
厳格性バイアスを意識し、
他人は自分のことをそこまで厳しく見ていないと思い出す。
それだけで断れる確率がグンと上がりやすくなる。

本当は誘いに乗りたいが断る状況(行きたいけど行けない状況):
ビジュアライゼーション(視覚化)や
心理コントラストを使ってデメリットを検討する。
具体的には、断らなかったときの最悪の自分を想像したり、不利益を被っている自分の感情を考えてみる。
例)ダイエット中に行きたいレストランに誘われたときなど

時間とお金がない、ストレスフルの影響:
判断能力が低下していることを認識し、視野狭窄に陥らないよう注意する。

これらのテクニックは、
断る際に生じる可能性のある罪悪感や不安を軽減し、
自分の時間とエネルギーを効果的に管理するための方法を提供してくれます。重要なのは、自分自身と他人の両方のニーズを尊重しながら、健全なバランスを見つけることです。


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