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全く改善することができなかった私の経験。
脊柱管狭窄症とヘルニアを同時に抱えていた方が
たった1回の鍼治療で改善したのを目の当たりにした私。
前回はその時の話を書きました↓
ドクターは狭窄症やヘルニアのみだけではなく
様々な痛み、麻痺などの後遺症も含め、
あらゆる症状に対応されていました。
圧倒的な結果をもたらすこの鍼治療。
私はこの技術を教わりたいと思いましたが
実は強くそう思うに至った
これまでのある経験があります。
"全く良くならないじゃないか‼️"
私は鍼灸師になって最初の約7年間は
鍼灸整骨院で修行をしていました。
今でも忘れはしませんが、2年目のこと。
当時、治療院に通われている
脊柱管狭窄症の男性がいました。
その方はとても明るい方で時々冗談を言っては
周囲を和ませてくださるような方でした。
狭窄症をきっかけに治療院にいらっしゃいましたが
すでに間欠性破行がみられ
日常生活にも支障が出ている状態。
もちろん仕事にも行けなくなってしまい
「とにかく1日でも早く復帰をしたい」
そうおっしゃっていました。
最初は保険治療の範囲内で行なっていましたが
あまり改善が見られなかったため
自費で鍼治療をすることに。
また、それ以外にも併設されているジムでの
運動療法にも熱心に通われていました。
鍼治療は私が担当させていただいていました。
もちろん、私は「良くなって欲しい」
その思いで日々施術にあたらせていただいていましたが
一向に改善がみられないのです。
こちらの来院指導通り
頻繁に通ってくださっていました。
こちらがお伝えすることは全て実践してくださっていました。
ある日、いつものように受付で患者様をお迎えすると
明らかに患者様の表情が違います。
そしておっしゃったのです。
「全く良くならないじゃないか‼️」
痛みがつらいことはもちろん
些細な日常生活での当たり前が当たり前でなくなり
仕事にも行けないこと
本当に元通りの日常が取り戻せるのかと
とても不安に思われていたと思います。
その言葉で
期待に応えられなかった申し訳なさと
自身に対する悔しさが込み上げてきました。
その後はさらに
アプローチを変えたり、知識を学び直したりと
行なっていきましたが、結局改善することはできませんでした。
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そして再び。「あまり変わりません」
7年間の修行を終えた私は
念願だった独立開業をしました。
それまでに様々なセミナーに参加をし
新たな技術を習得していました。
私は技術を習得する上で
今よりも患者様によい結果を提供したい。
確実に結果が出せる技術を身につけたい。
自信を持って施術をしたい。
以前の経験もあり、いつもそう思っていました。
そして独立してしばらく経った頃。
以前改善できなかった方と同様の症状を抱える
脊柱管狭窄症の患者様がいらしたのです。
すでにあの時から5年以上。
これまでに沢山の技術も知識も習得してきた。
「今度こそは」
しかし、やはり結果は同じでした。
患者様自身もあまり変化を感じず
間欠性破行もなかなか改善しない。
そんな時に、私はベトナムの鍼灸ドクターが
ヘルニアや狭窄症の方を1回で改善してしまうところを
目の当たりにしたのです。
そしてそれだけではない
様々な症状にももっと結果が出せたら。
そんな時に、鍼灸ドクターが
技術を教えてくださることになりました。
次回【技術を学ぶために3回目のベトナムへ】