憧れた呼吸

友だちに貸したCDが返ってきたときプラケースにヒビが入っていたことがあってその友だちを嫌いそうになったことがある



ぎこちないままおかしな咲き方をした花


思い切ってジャンプしたら(^_^)


伸びすぎた腕を戻してみてくれ


長い時間の体育座りでお尻が痛いのに下手くそな踊りの練習を見ている
蟻はNIKEのロゴの上で寝ている
割れたスピーカーから15年後それなりに人生が破綻する男が作った歌が流れている
明日は運動会
がんばれ赤組
がんばれ白組


AIに詩が書けるのなら狼だってきっと書ける
なぜならふたりとも孤独だから


歩道橋でじーっと夕陽を眺めてたら通り過ぎたやつに笑われたことがある
めんどくさいけどぶっとばそうかと思った


目的を持たないものってなんでこんな邪険な扱いを受けるんだろう
だからタバコはやめたいけどやめたくない


友だちと話してるときに「丁寧な暮らし」ってワードが出てきたとき身体中の細胞フル動員で拒否反応が起きたことを覚えている
そんなつもりはないだろうけど、ある種の断絶というか
掲げた価値から遠のく人に対しての拒絶のように自分には響いた
そして俺はゴミだらけの部屋に帰った


化粧する街で
溺れないように
でも振り向いたらワニが溺れていた
手を差し伸べるわけにもいかないから
ビルの屋上まで向かう

屋上から街を見ると
使われていない土地が結構あった
緑もまだまだ残っている
針金が口を開けて笑っている

朝だとか夜だとか昔は屁理屈だった
リズムよくその場で時間を判断していた
辛気臭い人から弾かれていったこと
当時の駅長のインタビューに載っていた

子どもたちが蹴っていたボールが
私の方に向かってきたけど
ちょうど間で止まってしまった
子どもと私どっちがボールを取りに行くべきなのか

見たことが無い家
見たことが無い絵

整ったインフラに辟易している
若くて冷たい屋根が恋しいから

流氷と陽炎が交わることがないように
空き地で呼吸が行われている

死を尖らせた俺のように
抽象的な移動を続けてくれ


今日の有料部分は高校のときにつけたあだ名シリーズ
もしかしたら過去にどっかに載せたかもしれない

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