高橋翔
詩、散文、エッセイ、コラムなどを書いてます。 時折、音楽活動におけるお知らせもあります。
先日、40歳になりました。それなりの数字に引いて、周りの40オーバーの諸先輩の顔を思い出し安堵を覚えたり不安になったり。 自分の中でなにが「かっこわるい」ことかの線引きだけは意識して成熟して研磨していかねばと思う次第。
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真島昌利こと我らがマーシーのソロアルバム「夏のぬけがら」 今日はこのアルバムについて話をさせてほしい。 それぞれの部屋にあるCDラックやレコード棚に面出しで飾られるそれぞれの名盤。きっとこの「夏のぬけがら」も今も誰かの中心で輝き続けている。
表題の件にもありますように5月30日(木)自主企画ライブを開催します。 前回が1年ちょっと前のイシュのレコ発だった。いやー、早いね。 今回はレコ発じゃなくて、自分の中で「音楽活動初めて共演は一度あるがその後まったくない人と再会する」がテーマだったので、ここに沿った結果お招きするのが中川理沙さん。 2009年11月に昆虫キッズが豊田道倫のバックバンドで十界修行を重ねていた時期に中川さんのバンド「ザ・なつやすみバンド」が対バンだった。 そういえば、当時のライブの動画がアップさ
Fさんに "言葉の花束" いつものことだと思ったよ その場しのぎなんかじゃないけれど 耐えきれぬ時の雨 降り注ぐ 朦朧としながら街をゆく 忘れていいこと 忘れちゃならないこと 陽が差したついでに 言葉の花束をどうぞ これから訪れる 僕らを傷つけるもの やってくるまで毛布で丸まるか 恍惚を脱ぎ去り 外に飛びだした夜 忘れていいこと 忘れちゃならないこと 陽が差したついでに 言葉の花束をどうぞ 壊れていいもの 壊しちゃならないもの 魔が差したついでに
息を吸って吐いてるだけで過去は訪れる。 これから先、今日という1日を振り返ることはおそらくやってこないだろう。 生きた証なんて大袈裟なものじゃなくても何かを残したいんだ。 例えそれが真っ白なキャンバスを見つめるだけの時間であっても。 限られた情報の中で動き回っていたのに、ソファに横たわったまま情報に溺れていく。 窓の外、行き交う車や小学生たち。 家の中なのに姿を消している私は独りでいることが寂しいというよりは、独りでいることを選んでいるのかもしれない。 子どもの頃、日々に
散々、世の中に社会に迷惑をかけて裏切ってきたから好きなことを続けることに後ろめたさがずっとある。 自分に期待してくれた人や信じてくれた人が悲しむ顔をたくさん見てきた。
新宿西口の再開発 小田急が解体されていた パーテーション工事によって歩き慣れた道や目的地までの距離感がバグってしまうじゃないか 普段ならもっと早く歩けるのに着てきたジャンパーが重え いっしょに歩くはずの人の背中を目で追うがセルジュニアと同じくらいすばしっこい 大人になっても置いて行かれることはとてつもなく不安なんだな
『PERFECT DAYS』を観た。 言うならばおじさんの生活ルーティンを延々繰り返してるだけだが、 編集のテクニックが相まって小さな波紋をずっとずっと振動させていていつしかおじさんの生活を眺めながらこの淀みのなさは一体なんなのだろうと考えていた。 舞台が東京のため知っている店や公園、風景がありフィルム越しの情緒にドキュメンタリズムを感じ時折居心地の悪さを覚えたがこれは映画である。 野暮ったいこと無粋なことはやめよう。 映画の世界では何でもありじゃないか。 ヴェンダース監
年末のライブ楽しかったです。 今更だけど聴きに来てくれてありがとう。 次のライブは2/11横浜で。 半分くらい企画に協力してます。 楽しみだなー。 ちなみに吉田は歌いません。何やるかは当日のお楽しみで。 昔から好きなアーティストやバンドの新作のインフォメーションが発表されるとその作品タイトルや収録曲からどんな内容かを想像する。 そしてきっとこんな曲じゃないかなと頭の中で作ります。 高校生の頃は実際に作ったりもしていたけど今はそこまで時間を割けないので出来るだけ頭で咀嚼して
今年も残り12日。 12月27日、阿佐ヶ谷TABASAにてソロワンマンやります。 ギター弾き語り形式でのライブはそろそろ潮時かなと感じています。 来年からまた新しい形を模索しながらやっていければ。 オープニングゲストの花園照輝さんは漫画家志望の青年です。 ある日のライブに来てくれて、聞いてもいない身の上話で周囲を惑わす変なやつと思ったら人を引き付ける話術を持っていておもしろいなとなってこっちからも色々聞いてみたら元々バンドをやっていたとのことだったので今回呼びました。 フラ
映画「ゴーストワールド」が11月23日より22年振りに再上映された。 こちらから手招きしてコメントを寄稿したのだが文字量を確認せずに1000文字近くのテキストを送りつけてしまった。 配給の方にコンパクトに編集していただいたものを掲載していただいた。 長いやつはこのまま葬っていいかなと思ったけどせっかくなので以下に掲載します。 「ゴーストワールド再上映に寄せて」 若い頃の僕には心から愛して止まない作品ほど他人に教えたくない底意地の悪さがあり、理由としては他者と作品を共有す
銀河系でいちばんかっこいいロッカーがこの世を去った報道から一夜明けた。
今までの俺の人生において「憧れる」ことはとても重要な要素で、何かをはじめるきっかけとして必要不可欠だった。 その中でも特に憧れたチバユウスケという男に出会ったのは1997年の夏。 thee michelle gun elephantが「ゲット・アップ・ルーシー」というシングルを発表した夏。 中学一年、ソフトテニス部の練習をさぼりだらだらと家でテレビばかり見ていた俺は深夜にテレビ東京の「タワーカウントダウン」という番組でミッシェルを知った。 ノコギリみたいなギターのカッティング