ウルトラスーパーライブを終えて
本日、5月2日イシュレコ発「ウルトラスーパーライブ2023」が無事かどうなんだかわかんねえけどひとまずは怪我なく終えることができました。
2月からこつこつとリハーサルを重ねて、盤石かと思いきややっぱり板の上には魔物はいるわけでトラブルもありつつ。
おれはそれが楽しかったり怒ったりしながら起きたことを受け入れて思ったことを声に出すだけでした。
14時からライブハウスの近くのスタジオでリハして16時からライブハウスでのリハやって18時30分のオープンまでの間、色んな人がバタバタ動いてる様子を見て「あー、こうゆう時間クソ懐かしいな」とか、夏目さんが持参したパラソル見ながら「変な人だな」とか思ったり、普段ソロライブだと1人で待ち時間は不貞腐れてるだけだからよかった。
スタートして最初おれが1曲やった。「戯言」って曲。
バンドで再現できないからカラオケでやろうって決めてた。
バックステージで曲が流れる15分前辺りから急に動悸が止まらなくなってアイコスを3本吸ってのど飴を一口目でガリガリ齧った。
イントロが流れて衣装で用意したエル・デスペラードのフードを被ってマイク握って喚いてたらだんだん元気になってきて客席飛び込んで暴れようかとずっと迷って自分を押さえ込むのが大変だった。
曲終わったら安堵なのかみんなと話したくて、いかに昔のライブハウスのシステムがゴミだったか伝えてるうちに夏目さんが出てきてくれてバトンタッチ。
夏目さんの出番。夏目さんはずっと自分を切り離す作業をしているけどおれはずっと自分の深いところまで潜ろうとしている。
良し悪しの話じゃなくて、お互い求める要素ってこんな違うんだな。
でも違くていい。夏目さんはおれより全然努力家で新しいことに飢えてるから刺激的だ。おれは面倒くさがりだから今あるののでどう工夫できるかだけに執着している。夏目さんはリアリティの人でおれはリアルにこだわる。お互いかっこいいからいいんだけど。
自分のバンドの出番。
まー、自分も含めてメンバーが固かった。仕方ねえわ初陣だし。
おれの性質からして立ち上がりで掴めるもん掴めねえとちょっとペースが乱れるのわかってたんでどうしたもんかなと探り探りだった。
そんなこんなで3曲目で弦が切れた。
けれど、いつも来てくれるコウノさんが「翔くん、あそこで弦切れてよかった。あの後から良くなった」って言ってくれたんでおれもそれでよかったと思えた。
弦切れるとか機材トラブルみたいな物理的なハプニングは仕方ないのであんまり気にしてないけど、留まる時間の中でどう息を入れるかのほうが重要だったりする。
仕切り直しで弦切った"Goodbye Fantome"から再開。
調子が良い。何より気分良くおれが歌えてる。すんごく大事なことだ。
特段、おれが歌ん中で伝えたいことはないけどお客さんが何かを掴もうとか何かを感じ取ろうとしてくれてるのがわかる。それはとてもポジティブで素敵なことだ。こんな体験があと何回できるのだろうか。
そして、願わくばひとりでも多くのお客さんが「今日、高橋翔とsummer eyeのライブ観れてよかった」と思ってほしい。
その人の明日がどんなにクソまみれでもおれは遠くからその人を応援したい。
ミュージシャンとファンみたいな関係性は柄じゃないからあんまり。
少なくともおれを応援してくれる人をおれは応援するしファミリーだと言いたい。
そんなファミリーのひとりも死んじゃって胸が痛く苦しかったがおれなりのやり方で送ってやれたよ。
ユウトよ。誰が勝手に死んでいいって言ったんだよ。バカ野郎が。
でも、バカ野郎はおめえだけじゃねえや。おれもバカだし世の中の人間はバカむき出しかバカを小器用に隠して生きてるだけだと思うよ。
果たしてどっちがいいのかね、おれは愛があればどっちでもいいはずだと信じるよ。
脱線したね。
いや、脱線していい。
本音を言うとみんなの人生がよくなってほしい。
ただ辛くて悲しくて誰にも相談できないようなことがあったらおれにメールしろ。
話くらい聞くから。
前述にもあるけど、おれは歌でなにか伝えたいわけじゃないけどバカ正直にこれからも作るし歌うよ。
だからまた会おうや。
おやすみ
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