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先生からも嫌われる先生

僕は工業高校に通ってました。

その高校にいた、
先生からも嫌われていた「クソ先生」についてお話しします。

当時、自分の学年の隣のクラスの担任をしていたこの先生は、

僕たち1-1(仮のクラス)のクラスや他のクラスには
とにかく高圧的で、
1-2の自分が受け持ってるクラスだけは露骨にひいき
するような先生でした。

今回は実際にいたそのクソ先生の話です。



露骨なえこひいき

まず、クソ先生はえこひいきが尋常じゃない
自分の担任する1-2の生徒には普通の対応、人によっては優しい対応。
一方で、
僕たち1-1や他のクラスには怒り散らすんです。

例えば、工業科の授業中、
「この答えは何?」と指名して、
1-2(クソ先生の受け持ちクラス)の生徒が
「わかりません」と答えると、
「じゃあここまではわかる?」
と優しく丁寧に教えるのに対して、、

僕たちが同じように「わかりません」と答えると
「さっき言うたやろ!」と怒り散らしてくる。

よくもまあ堂々と他のくらすと差別できるなーっといった感じです。

さらに、クソ先生のクラス(1-2)には女子生徒が2人いて、
その女子には特に優しい。

強面で少しやんちゃな生徒が一人いたんですが、
その生徒には、ほぼ何も言わないのも問題でした。

授業中の私語やふざけた行動も、
強面の生徒には見て見ぬふりをする一方で、
おとなしい生徒がに対しては、
すぐにキレる。

そうやって怒りやすい相手にだけ厳しくする態度を、
見ているだけで不快でした。

弱いものに強く、強いもに弱いキモすぎる奴です。


僕が受けた理不尽

クソ先生はいつもとにかく高圧的で、
こちらが何か話しかけても冷たい態度。

特に僕が印象的だったのが、
課題の提出時のこと。
ミスがあったので修正して再提出する際、
「たぶん、これでできてると思うんですよ!」と、
確認をお願いするような感じで声をかけたら、

「できてるかどうかは、俺が決めねん」とキツイ返し。
この返事が、ただ冷たいというよりは、
わざと見下してくるようで腹が立ちました。

確かにその通りかもしれませんが、
普通なら「ほんとにできてんのか~?」とか
少し柔らかく返してくれたっていいのに。

さらに、授業でテスター↓(電流計の一種)を使った時のこと。
(超簡単に言えば赤と黒の電極が触れると「ピー」と音が鳴る測定機器です)

実験の最後に、
クソ先生が授業のまとめをしている際、
後ろの席の生徒が不意にテスターに手を当ててしまい、
スイッチが切れ忘れていたため「ピー」という音が教室に響きました。

するとクソ先生は即座に「誰やテスター触ってるやつ!」とブチギレ。

まるでほんの数秒で怒りが爆発したみたいにヒステリックに反応し、
場の空気が一瞬で凍りつきました。

僕を含め、他の生徒もテスターのスイッチを切り忘れてたので、
皆が「とりあえずテスターのスイッチを切っとこう」と考え、

少しでも騒音を減らそうとスイッチをOFFにする時に
「カチカチ」と音がなるんですが、
それすら「だから触るないうたやろ!」と
さらに怒りを増幅させてくるんです。

まるでホラーゲームで音を立てたらバッドエンド直行みたいな反応。

結局、「人が話しているのに触るな」という
お説教タイムに突入してしまいました。

その説教もいよいよ終わりかけという時、
クソ先生が次の授業までの課題を怒りながら黒板に書き始めたんです。

うかつにも早速メモしなきゃとノートを開いてしまいました。

その瞬間、「何で今ノート開けた!」と突然の怒号。

「今怒ってる最中に手を動かすな!」と怒り出し、
結局僕だけがターゲットになって説教が再スタート。

引っ掛けすぎるわ。無理あるわ。
説教しながら、黒板に課題って書いていったら、
メモしないと!ってなるやん。

僕だけものすごい怒られました。
口答えはしませんでした。
言ってもクソ教師の前では無駄だから。
というか、口答えする程、その当時は頭が回りませんでした。

クソ野郎です。超大人げないですね。


先生同士からも嫌われる

クソ先生は他の教師からも嫌われていました。

例えば、同じ年齢の高橋先生(仮名)に
「あのクソ先生嫌いやねんけど」と
僕たちが愚痴を漏らした時のこと。

普通なら「そんなこと言うなよ」とか諭されるかと思えば、
俺もあいつ嫌いやねん」という意外な答えが返ってきました。

具体的にどんなところが嫌いなのかは
さすがに明言は避けていましたが、
「あいつキショい」という言葉が一言、
ポロッと出たのが印象的でした。

まさか先生から「嫌い」という意見を聞けるとは思わなかったです。

やはり教師側から見てもキツイ人物だったのでしょう。

さらに驚いたのがバレー部の話。
これはバレー部の友達から聞きました。

クソ先生は副顧問でしたが、バレーが上手いわけでもなく、
かえって練習に加わっては邪魔になる存在だったそうです。

バレー部顧問の佐々木先生(仮名)が、
あの先生が来てもできる限り無視してくれ」と
部員に指示を出すほど嫌がっていたことには驚きました。

練習の邪魔になるのはもちろん、
佐々木先生は「人として嫌い」とも言っていたらしく、
ここまで嫌われる先生も珍しいでしょう。


総括して言いたいこと

一言で表すなら、クソ先生は「稀に見る嫌な奴」でした。

先生という立場にあぐらをかいて、
生徒には高圧的な態度を取り続け、
嫌われるべくして嫌われた人物だと思います。


今でも思い出すだけでムカつきますが、
こういう人は他にもいるでしょう。

学校に限らず、職場や社会の中にも嫌な人がいる人が多いと思います。

相手を変えようとしても難しいからこそ、
受け流すスキルを身につけるのが大切なのかもしれません。

「こういう人もいるんだなー」とか
「これだけのことでここまで怒る人もいるんや」と
冷静に受け流せるようになるのも一つの対策です。

もちろん、言うは易し行うは難しですが、
自分が冷静でいられることで心の平穏を保ちつつ、
いずれはそうしたスキルが自分を助けてくれるはずです。

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