子育てフレンドリーからニッポンを元気に(6期生:柳沢将)
①今取り組んでいることを教えてください
子育て世帯にむけた写真撮影代行サービスの開発に取り組んでいます。撮影シーンとしては、子どもの習い事や部活動、放課後の課外活動を想定しています。週末のお出かけに同行して、親子のファミリー写真を撮影する、出張撮影の路線も考えています。
キッカケはmoctecoのエントリー期間に、母親と連絡をとったところ「あなたの写真のこってないのよね」とはなしてくれたことでした。実際、周りのママさんたちにヒアリングすると、子どもの小中高時代の写真、加えて子どもと親が一緒にうつっている写真が極端に少ないことがわかりました。
直近ではサービス開発に必要なユーザーさんの意見を集めるべく、札幌市内の子育てやママさん向けイベントにお邪魔しています。サービスに必要なカメラマンさんも絶賛さがしています!
撮影代行からゆくゆくはフォトギフト事業も展開できそうだな!という発見や、進捗と後退を繰り返しながら子育て/ママさん支援の分野で活動しています。
②moctecoに取り組む前はどんな学生生活を過ごしていましたか?
現在休学2年目、しかも大学4年次に休学したため大学生活は6年目になります。
大学入学時は、「地元秋田のために何かしたい!」という気持ちで北海道にきました。1~4年次は法学を専攻していました。社会を規律しているルールである、法律を勉強して社会を広く浅く知りたいな〜、と考えながら、労働法・社会保障法を中心に勉強していました。
法学と並行しながら英語も熱心に勉強していました。ただ、就活に差し掛かった際、同じくらいがんばった英語と法学を発揮できる会社や働き方をうまくみつけることができませんでした。4年生の1月に進学先もなければ内定が1つもないという状況でした笑。
これはマズいと思って、もう1年就活をやり直すべく休学を決めて、当時から札幌には活動的な学生やコミュニティがあるのを知っていたので、ヒントをもらうべく札幌に引っ越しました。
そこで出会った同年代の学生や、意外と距離感が近く、会いに行けるアイドルのような札幌の経営者の方、大人たちから、たくさん影響を受けました。色々な影響や経験を経て、自分のバックグラウンドと重なる子育て/ママさん支援の分野で現在活動しています。
直近では札幌の起業家シェアハウスに入居したり、シングルマザーを起業を通じて自立支援するグラミン日本で学生インターンとして動いています。
③mocteco期間中の取り組みたい内容を教えて下さい
mocteco期間中に取り組む、上記撮影代行サービスについて、いくつか補足します。
利用シーンとして、お子さんの習いごとや部活の大会を想定しています。これらのシーンは親御さんが見にいきたくとも、仕事がある、、子どもが嫌がる、、という理由で中々参観できないものです。ましてやお子さんの学年が上がるほど、子どもの課外活動の写真が少ないことに、悩みをかかえている世帯さんが多いことにきづきました。
自分はそこに目をつけて、スマホカメラでもいいから自分が走って、その貴重なシーンの写真を提供できれば、小さくても事業になるのでは?と思いスタートダッシュをきりました。
ぶっちゃけこの撮影代行サービス、事業として軌道にのせること、ググッと拡大するのは厳しいだろうなという印象を持っています。ママさんたちからの欲しい!という需要はたくさんあります。
ただ、その需要に応える供給の、プロのカメラマンさんの相場価格が1.5~3万円ほどかかることもあり、自分がカメラを始める場合でもおおよそ20万前後の出費や、いざサービスを始めても単発案件で3,000~5,000円という想定報酬のため、とても収支が合わないな、、というお金の問題に絶賛頭を抱えています。
mocteco期間中では、この撮影代行サービスが成功する道をとことん突き詰めたいと思っています。仮にサービスをクローズ(閉じる)する結論にいたっても、ユーザーさんが出せる金額帯は〇〇円で、スマホカメラの写真でも満足/納得してもらえるのか、他にこんな事業展開ができそうという発見があったのか等、12/9の発表会で実績報告ができるよう取り組みます。、
④どんな成果や学びを期待していますか?
成果については上記③でふれた自分が動いてわかった実績報告がしたいです。成果に加えて、学びという部分だと「当たり前」や「普通」の基準を上げたい、という気持ちがあります。
就活に失敗して、今後のキャリアや人生のヒントを求めて札幌にやってきた頃から、起業に関心を持ち始めていました。
しかしながらボランティア或いは学生団体と、(学生)起業の間というあいまいな立ち位置にいる期間は悩みました。moctecoの1回目の合宿を終えた時には、自分には起業の道しかもう残ってないな〜という、いい意味での諦めと発見がありましたが笑。
起業の覚悟がきまったところで、あらためて自分の能力や知識不足に気づいて、もっと自分のレベルを上げたいなと思いました。
内発的な動機では、自分のレベルが上がればもっとスピーディーに最速最短で事業を進められるし、ほしくない失敗も避けられるな!と思ったことと、、
まわりの学生起業家、個人事業主の方含め経営者の方と接していると、まだまだ自分の中の「当たり前」や「普通」の基準が低いなと実感したことが大きいです。(外発的な動機)
「当たり前」や「普通」の基準を上げて、mocteco期間中の目標である100円どころか100倍の1万円も達成できるようがんばります。
⑤これから取り組みたいことは何ですか?
長期的な目標に、自宅で子育てしながら収入を得たい、子育てしながらキャリアを続けたいという女性/世帯に対して、「柔軟な働き方ができる雇用を提供したい」という気持ちがあります。
そのために経営基盤が安定した会社/法人をもちたいです。従業員の方にはそのような雇用を提供する一方、自社のサービスを使ってくれるユーザーの方(おそらくファミリー世帯)に対しては、日々の暮らしや家族の時間を充実させることができる事業がしたいと考えています。
直近では、現在とりくんでいる撮影代行サービスを事業の軌道にのせることが目標です。実はまだあたため中で成功するか分からない、でも成功したらとても素敵だなというサービス案があり、こちらも実装できるようママさんや知り合い陣、moctecoのコーディネーターの方々と相談をかさねています。
⑥最後にフリーでメッセージをお願いします
3つメッセージあります!
ひとつ目は、この記事はなにかしたいと思っている学生さんに多く読まれていると思ったので、その方達に向けたところだと、とりあえず初めは色々な人や会社さんに会ってみてください、です。
少なくとも自分は色々な人やスゴい会社さんをキッカケに、世の社会にはこれだけ問題や課題があって、それに対して本気で取り組んでいる人たち/法人がある知って、自分の能力/知識不足を感じた反面、自分もなにかできそう!と思えました。
学生起業を目指されていたら、moctecoの講師としても札幌にたまに来てくれる、宮崎大学の土屋さんという方が解説している以下動画、必見です。この動画の通りの失敗?罠?を自分は経験したのでもっと早くしりたかったです笑。
二つ目は、引き続き何かしたい学生さんに対してと、mocteco前の自分の経験を踏まえて自戒も兼ねてメッセージしたいことです。
それというのが、関わってくれた方達に感謝を忘れないことです。もっと具体的な自分個人の意見としては、どこかで助けてもらったら必ず「ありがとう(ございます)!」と言葉にして伝えることと、こまめに連絡を取ってゆるくつながっておくことがあります。
まだ23年の少ない人生経験ですが、振り返るとましてやこのmocteco期間中は、たくさんの人の手や時間、信用を借りました。それらなくしては撮影代行というアイディアも、ぼちぼち募っている写真撮影に必要なモニターさんも決してあつまりませんでした。
彼ら彼女なくしては今の自分は無いと思うので、感謝と、、そこに加えてもし今日以降で、今度はその人たちの力になれるように、「なにかあったら連絡ください!」と伝えてゆるくつながっておくこととをすすめたいです。
そうすれば、その後フォローし合える関係性が生まれて、お互いにとっても、あとはそういった関係性やつながりが増えればもっと社会が良くなると思っています。
※思いの外、長くなったので三つ目は手短にします。。
率直にいうと、自分と事業やってくれる方いませんか!というものです。現在自分の子育て/ママさん支援事業にチームとして参加してくれる方を探しています。
直近ではとくにカメラマンさんと、子育てやママさん支援に関心ある方で一緒に総務や企画をやってみたいという方を募っています。
12/9に今期mocteco生の成果発表が札幌のジョブキタビルで開催されます。その日は今期6期生が揃って、3ヶ月間の成果を発表する場になっています。
そこでは自分も3ヶ月の稼働を踏まえた話をするのでぜひ来てほしいです。また、mocteco後も、もう一年休学して札幌で活動するので、どこかで会えたらぜひお話しできればと!
このnoteを執筆している現在は11月2日のため、mocteco最後の1ヶ月を走り切ります!
引き続きよろしくお願いいたします〜!