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学校のFAX文化、終焉の日を迎えることに


学校のFAX廃止

FAXが未だに利用されているのが学校現場です。学校への申込などの様式をFAX指定にしているところも少なくありません。

そんな中、ついに政府が重い腰を上げて改革に乗り出したようです。

一部では、入学予定者の名簿を教育委員会が紙で学校に提供し、職員が手入力する事例や、出席簿への押印作業などが残っている。ファクス廃止を打ち出し、業務をデジタル化する「校務支援システム」の活用で効率化を図る。

学校現場よく見かけるのが、一覧表がFAXで送られてきてそれを手打ちでExcelに入力するという業務です。

こうした無駄を省き、業務負担の軽減を進めるのが政府の方針のようです。

1年半前と比べて

約1年半ほど前に私はFAXに関する記事を書いています。

私の勤務校はICTに対する取り組みが10年以上前から進んでいたために、FAXを利用するのは対外的なやり取り、特に公立高校に書類を送ったりすることがほとんどでした。

また予備校などの公立高校とやり取りの多い業者も連絡方法をFAXデフォルトにしていることは多いようです。

しかし、ここ数年でその様子も大きく変化しています。

GIGAスクールの導入で生徒一人一台の端末支給となったことで、職員側の端末やネット環境の整備も進んだようです。

その結果、業者の多くはメールやフォームをデフォルトにするようになり、連絡がかなり楽になりました。

改革の実効性はどの程度か

問題はこうした改革や改善がどの程度の実効性を持つのか、ということです。

実際、ICT化に関してはGIGAスクールとコロナ前までは遅々として進んでいませんでした。

今回の取り組みがどの程度の圧力があるかは不明ですが、以下の一文は学校の尻の叩き方をよくわかっている人が担当であることを感じさせます。

また、各学校のデータを集めた一覧表を公開し、対応の進捗状況を確認できるようにする。

学校現場の実感としてあるのが横並びの意識の強さです。

学力調査に関してもデータの公開によって都道府県や市町村の教育委員会の目の色が変わったのは記憶に新しいところですので、一定の効果はあるのではないでしょうか。

FAXは絶滅するか

こうした取り組みの前提として考えなければならないのは「FAX」はいつまで利用可能か、ということです。

こうした話題を扱っている動画ありましたのでリンクを張っておきます。

どうやらしばらくは心配ないようですが、機器によっては規格が不適合になるケースもあるようです。

また学校以外にもFAXを利用する場所はいまだに存在しており、特に医療機関などでは現役の通信手段として利用されています。

とはいえ、このままの流れならば5年後には教育関係の団体での利用ができなくなる可能性は十分にあるでしょう。

私は個人的にはFAXでのやり取りはかなり面倒だと感じています。そのため今回のFAX全廃の流れは歓迎をしたいと思います。

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