四国八十八か所霊場 ~七宝山持宝院本山寺~
2023年春に香川県立ミュージアムで開催された「空海」展。未見の国宝が数点展示されることから、この機会を逃すまいと出かけてきました。
この展示会に先立ち、建築物の国宝として未見であり四国八十八か所霊場の第七十番札所である本山寺に足を延ばしました。
■このnoteを書いている人:かまふち管理人"sho"
日本の歴史・文化・自然・世界遺産、国宝、(続)100名城、日本遺産、建築、町並み、旧街道、映画、日本酒、折り畳み自転車などに興味があります。京都/奈良/横浜/鎌倉/江の島などなど…。
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■高松駅から鉄道で
JR高松駅は巨大なガラスの壁面の「にっこり顔」が特徴です。天気は快晴、絶好の巡礼日和です。
高松駅を10時13分に出発する予讃線普通列車に乗車します。列車は最初は山並みと田園地帯を走り、多度津駅を過ぎると瀬戸内海の海を見ながら走ります。
およそ1時間の乗車で本山駅に到着です。
本山駅はのどかな田園地帯にある無人駅です。
駅前にこれといった店舗などはありませんが、四国八十八か所霊場巡りのお遍路さんが降りるからでしょうか、タクシーが停車していたのでこれを利用することにしました。
■タクシーに乗って本山寺へ
本山寺は七宝山持宝院と号する真言宗高野山派の寺院で、807年(大同2年)弘法大師(空海)が平城天皇の勅願として鎮護国家の為に創建しと伝わります。
タクシーを降りるとまず目の前に飛び込んできたのは仁王門です。
この門は小ぶりながらも均整の取れた美しい門で、国の重要文化財に指定されています。
仁王門をくぐって本堂に向かい本山寺の境内を歩きます。
本堂に向かう参道の左右には、阿弥陀堂や十王堂などいろいろな建物があります。
■国宝本堂と五重塔
間もなく本堂の前に到着します。
この本堂は、鎌倉時代の西暦1300年に建立された本格的な密教本堂です。
本堂に到着したらお参りします。
本堂に向かって左手奥には、明治時代の1910年に再建立された五重塔が見えます。
本堂と五重塔を一緒に写真に収めました。
■御朱印と風景印
本堂と赤堂の間を通り抜けて進みいったん境内の外に出ます。
境内の外に出るとその先に納経所があるので、こちらで御朱印をいただきます。
本山寺の御朱印です。私は御朱印を集める趣味はありませんが、はるばる四国まで来た上に国宝建築のある寺院ということで、今回は御朱印をいただくことにしました。
御朱印をいただいたら、隣りにある高良神社を経由して本山駅に向かいます。
来るときはタクシーを利用しましたが、帰りは歩いて駅に向かいます。途中、風景印をお願いするために本山郵便局に立ち寄ります。
郵便局のカウンターで風景印を頼もうとしたころ、四国遍路の切手があったのでこれを買い求め、本山寺の意匠の切手を台紙に貼り、風景印を押してもらいました。
御朱印と風景印を入手したので後は駅に戻るだけです。
Google Mapに道順を尋ねたところ、車が通れないような田園風景の中の道を提案されました。のどかな庭園風景の中を歩いて本山駅に向かいます。
■最後に
本山寺には外国人のカップル、本山駅には外国人の若者がいましたが、皆さん巡礼者が身にまとう白い装束と木製の杖を手にしていました。
四国八十八か所霊場巡りが外国人にも非常に関心が高い巡礼地なのだということを実感しました。
■本山寺は日本遺産「四国遍路」の構成文化財のひとつです。詳しくは下記リンク先を参照してください。
■本山寺のあとは高松城跡に行きました。続きは下記リンクを参照してください。
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