しょぼくれ
夜の自販機が放つ光が
しゃがみ込んだ自分の姿が
震えた手が
落とした100円玉の音が
それをとぼけようとする心が
ありのままを許さないという気持ちが
拒んでも拒んでも入ってくる
そこにまだ言葉にされていない何かが
名指せない何かがそこに
しょぼくれ
夜の自販機が放つ光が
しゃがみ込んだ自分の姿が
震えた手が
落とした100円玉の音が
それをとぼけようとする心が
ありのままを許さないという気持ちが
拒んでも拒んでも入ってくる
そこにまだ言葉にされていない何かが
名指せない何かがそこに
しょぼくれ