「俺はこのゲームが好きではなかった」TCG トレーディングカードゲーム 昔話002
TCG=トレーディングカードゲームは、私に多くの学びを与えてくれました。
今日はTCG仲間だった、ある方の言葉を紹介させていただきます。
「この前の大会で久しぶりにボロ負けしたら、全然楽しくなかった。それで、俺はこのゲームが好きだったんじゃない。ただ人に勝つことが好きだったんだとわかった。だからもうこのゲームを辞めようと思う。」
実際にその方とはそれ以降、TCGの大会などでお会いしたことは一度もありません。
この言葉は今でもよく思い出します。
そして自分がやっている何かについて、「私はこれが好きでやっているのか、それとも他の何かの理由でやっているのか?」と自問します。
趣味そのものではなく、そこで形成された人間関係やコミュニティから離れづらく、惰性で続けているというケースも多いと思います。
仕事の場合は「稼げるからやっている。」「経歴やスキルがこの職種しかない。」という方も多いでしょうし、割り切れるようであればそれも悪くないと思います。
冒頭でご紹介した言葉は、葛西さんという奈良県のTCGプレイヤーの方の言葉です。大阪でもよくプレイされていたようで、また私が当時住んでいた三重県の片田舎の大会にもよく遠征されてきていました。
非常に精力的にプレイされており、当時はレーティングもかなり上位でした(今はすっかりシステムが変わってしまったようですが、当時のMtGにはチェスのようなレーティングというシステムがあったのです。
そのレーティングによって、グランプリと呼ばれる大会では最高3ラウンドまでの不戦勝が与えられます。シード権のような感じですね。)。
それぐらいに何かをやりこまれている方でも、このようなことがあるということなのです。
締めくくりに
さて私はこのnoteをなぜ書いているのでしょうか。
これこそまさに「好きで書いている」以外の何でもありません。
私の本業はゲームに関するものではないので、仕事や収入にはいっさい結びつきません。
すごく狭いジャンルの話を書いているので、これがきっかけで有名になるという可能性も低いと思います。
誰も読んでくれなくても、ただ書くだけで楽しいのですが、一人でも読んで下さる方がいれば、それはより嬉しいことです。
読んで下さった方には、心から感謝したいと思います。
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