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将棋JK日記#9~1手詰め攻略(5日目)~

前回までのあらすじ

将棋に興味を持った女子高生A、B、C、Dの4人。
A、Bは将棋にのめりこみ、毎週体験教室にやってくる。
そして、先週にはついにA、Bは将棋教室に入会することに。

ほほえましい光景

体験教室にやってくるのは週に1回。
教室にやってきた日からいよいよ1か月が経ちました。
そして、今日が教室に来るのが5日目。

A・B「やりましょうー」
私「OK!やろっかー」
私「前に渡した、詰め将棋のプリント持ってきてる」
A・B「(顔を見合わせながら)持ってないです」
私「そっか、じゃあ用意するから待ってて」

そう言い残し、プリントを印刷に行って帰ってくると・・・
対局時計で遊んでいました。

B「わあ、これ、しゃべる!」
A「ニーハオ!」
B「アニュハセヨ!」
A「これどうやって、設定するん?」
B「え、わからん」
A「あれ?こっち全然時間減らない?」
B「え!こわした??」

ほほえましすぎて、しばらく外からそっと眺めていました。
普段が私がいるから、はしゃいで遊べなかったのかな?
対局時計を触って遊ぶ光景は、まるでこどもが新しいおもちゃを見つけて目を輝かせているようでした。

1手詰め攻略❗️

家で練習できる用に渡してた今、詰め将棋。
1手詰めを2人で解いてもらうことに。

強制でもなんでもありませんが、
家で自分でやっているせいか?
思いの外、すらすら解いていきます。

やる気、モチベーションがある子はすぐに強くなるようです。

3手詰めに挑戦

これはこうだよね?あーだよね?と言いながら
結構できるようになってきたので、
いよいよレベル2に!
初心者脱却!
3手詰めを解いてもらうことに。

解いてもらっている間に、現在作成中の「初心者講座」のドリル本を渡せるように、コピーをするために退出。
初心者講座は、「1問1答形式」解説付きなので、
1人で勉強するには最適なものを目指しております。
形になってこれば、発表したいと思います。

さて、練習場に戻ってくると
すでに5問目に突入している。
純粋に、解くスピードの速さに驚きが隠せません。

私「早いねー」
B「二人の力です!」
私「じゃあ、そのままやってみよう」
A「こうしてー」
B「こうしてー」
A「あれ?これだめか」
B「こう?」
A「あ、これか!」
(横で見ながら、惜しい・・・それは逃げられる)
B「できた!じゃあ、次いこ!」
私「ちょっと待ってね。ここでこうすると?」
A・B「あ・・・」
私「逃げられてしまうんだよね。じゃあ、どうしたらいい?」
A「そっか、歩を突けばいいやん」
私「お、正解!」
B「前の問題も見てもらった方がよくない?」
A「そうだね」
B「この問題は・・・」
A「こうして、こうして、こうだっけ?」
B「あれ?こうじゃなかったっけ?」
(雲行き怪しいな・・・)
A「え?こうでしょ??」
B「あ、ほんまや!」
私「正解!」

これを繰り返しているうちに、20問くらい解いていました。
要した時間は1時間半。
将棋を始めて5日目(1か月)にしては順調ではないでしょうか?
めちゃくちゃ期待が持てます。

初心者講座(仮)

A、Bが解いている間に、3手詰めの解答を作成。
そのあとは、初心者講座(仮)の本の一部を折り込むことに。

3手詰めを解いた後に、初心者講座(仮)を手渡すと

私「家でできるように、解答・解説も載せておいたよ」
A「ありがとうございます」
B「やってみよう」
・・・
B「これはこう」
私「さすが!2週間前は気付かなかったのに」
B「うわ、間違えた」
A・私「笑」

楽しそうで何よりです。
というわけで、本日の指導はこんな感じでした。
来週はどうなるでしょうか・・・
お楽しみに・・・

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