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【立ち上がり介助】 第36回 介護福祉士過去問解説 問84題 -生活支援技術- 

こんにちは、しょうです。

今回の内容は、「立ち上がり介助」です。

noteの投稿だけでなく、youtubeでも投稿しているので、ぜひチェックしてみてください!

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どちらもスキマ時間や通勤時間などに勉強できる内容となってます。

みなさんの勉強スタイルに合わせて活用していただければ幸いです。

↓前回の記事はこちらから!↓


問題

問題 84 回復期にある左片麻痺の利用者が,ベッドで端座位から立位になるときの基本的な介護方法に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 利用者の右側に立つ。
2 利用者に,ベッドに深く座るように促す。
3 利用者に,背すじを伸ばして真上に立ち上がるように促す。
4 利用者の左側に荷重がかかるように支える。
5 利用者の左の膝頭に手を当てて保持し,膝折れを防ぐ。


正解

⭕️ 5 利用者の左の膝頭に手を当てて保持し,膝折れを防ぐ。

解説

左片麻痺による運動麻痺や感覚障害によって?
・左脚に力が入らない
・踏ん張ったり体のバランスが不安定

・立ち上がりが難しくなる
・膝折れが生じやすい
・転倒リスク高い

麻痺・膝折れについて
立ち上がりの時に膝が伸びる過程において、運動麻痺などがあることで、脚でしっかりと体を支えることができずに膝が屈曲(曲がってしまう)してしまう状態

転倒の可能性につながる

じゃあ、安全な立ち上がり介助をするには?

①立ち上がりの時に麻痺側の膝を手で支える(膝を伸ばす方向に押すイメージ、場合によっては、介助者の足で支える)

・膝の過度な前方移動(膝折れ)の防止
・膝を伸ばすサポート

②麻痺側に介助者が立つ

③転倒方向を予測する(今回のように左肩麻痺であれば、膝俺折れによって左側、前方、後方への転倒が予測できる)


他の解説

× 1 利用者の右側に立つ。

左側(麻痺側)に立つ

× 2 利用者に,ベッドに深く座るように促す。

浅く座る→身体重心を踏ん張る足(の支持基底面積)に近づける

立ちやすくなる

× 3 利用者に,背すじを伸ばして真上に立ち上がるように促す。

体の前傾姿勢→身体重心を踏ん張る足(の支持基底面積)に近づける

立ちやすくなる

× 4 利用者の左側に荷重がかかるように支える。

麻痺側であり、膝折れリスクが高い

立ち上がりの安定性を高めるためには、非麻痺側よりに荷重を加える



おわりに

今回は以上になります。

皆さんの勉強の一助になれば幸いです。

次回もお楽しみに!

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