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【行動・心理症状(BPSD)】 第36回問題40・第32回問題78 介護福祉士過去問解説 -認知症の理解- 

こんにちは、しょうです。

今回の内容は、「行動・心理症状」です。

noteの投稿だけでなく、youtubeでも投稿しているので、ぜひチェックしてみてください!

サクッとキーワードを学びたい→note
詳しく学びたい、オーディオブック感覚で学びたい→youtube

どちらもスキマ時間や通勤時間などに勉強できる内容となってます。

みなさんの勉強スタイルに合わせて活用していただければ幸いです。

↓前回の記事はこちらから!↓


問題

問題40 認知症(dementia)の行動・心理症状(BPSD)であるアパシー(apathy)に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。

1 感情の起伏がみられない。
2 将来に希望がもてない。
3 気持ちが落ち込む。
4 理想どおりにいかず悩む。
5 自分を責める。

YouTube動画

【アパシー】動画で学ぶ! 介護福祉士過去問解説! 36回−40、32−78

正解

⭕️ 1 感情の起伏がみられない。

解説

認知症の症状

  • 中核症状・・・記憶障害、失行、失認、実行機能障害、見当識障害など

  • 行動・心理症状(BPSD)・・・抑うつ、興奮、妄想、徘徊、睡眠障害、暴言・暴力など


認知症の行動・心理症状(BPSD)とは?
中核症状に加えて、環境や周囲の人々との関わりなどの中で、感情的な反応や行動上の反応がみられる二次的症状

1 感情の起伏がみられない。

アパシー(apathy)

アパシー(apathy) = 無気力、無関心、意欲低下

  •  アルツハイマー型認知症で見られやすい

  • うつ状態のように発見されにくい

  •  自覚症状は少ない

他の解説

× 2 将来に希望がもてない。
× 3 気持ちが落ち込む。
× 5 自分を責める。

うつ病の症状に近い

× 4 理想どおりにいかず悩む。

ストレスや不安の症状に近い症状

もう1問見ていきましょう!

問題

問題78 認知症(dementia)の行動・心理症状(BPSD)に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 トイレの水を流すことができない。
2 物事の計画を立てることができない。
3 言葉を発することができない。
4 親しい人がわからない。
5 昼夜逆転が生じる

YouTube動画


正解

⭕️ 5 昼夜逆転が生じる

解説

認知症による影響

  • 脳機能の変化…体内時計が乱れたり、メラトニンの分泌が減るなど

  • 認知・心理の変化…見当識障害や環境の変化によるストレスや不安など

  • 行動・環境の変化…活動量の低下や不快感や夜間頻尿など


昼夜逆転が生じやすい

昼夜逆転・・・日中に活動し夜間に睡眠を取る、生活リズムが反転してしまう状態

他の解説

× 1 トイレの水を流すことができない。→失行
× 2 物事の計画を立てることができない。→実行機能障害
× 3 言葉を発することができない。→失語
× 4 親しい人がわからない。→失認

中核症状

おわりに

今回は以上になります。

皆さんの勉強の一助になれば幸いです。

次回もお楽しみに!

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