【トルクの原理を応用した体位変換】 第34回 介護福祉士過去問解説 問題42 -生活支援技術-
こんにちは、しょうです。
今回の内容は、「トルクの原理を応用した体位変換」です。
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どちらもスキマ時間や通勤時間などに勉強できる内容となってます。
みなさんの勉強スタイルに合わせて活用していただければ幸いです。
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問題
正解
⭕️ 3 利用者の膝を立てる。
解説
トルクとは
物体を回転させる力や回転力のこと
例えば、自転車のペダルを漕ぐ、ドアのぶ
回転力の大きさは、力を加える位置が回転軸からの距離によって変わる
↓
回転軸からの距離が遠くなるにつれて、小さな力で大きな力を生み出すことができる
↓
トルクがどのように物体を回転させるかを説明する考え方をトルクの原理という
仰臥位→側臥位への体位変換におけるトルクの原理を応用すると?
例えば、膝を立ててから体位変換する
↓
そして、肩、腰、膝部分に力を加える(介助実施)
*この時、膝を立てていない仰臥位と比べると?
前提として、身体の長軸方向が回転軸になる
↓
膝を立てることで、仰臥位と比べ回転軸より高い位置(膝)に力を加えていることになる
つまり、その状態で体位変換をするということは、膝が倒れることによって腰や肩、つまり身体の回旋運動が促される(膝の回転が身体の回転をサポートしてくれている)
↓
仰臥位と比べて、介護者は小さい力で体位変換が可能になる
他の解説
× 1 利用者とベッドの接地面を広くする。
↓
トルクの原理ではない
↓
体位変換をしやすくするならば、接地面を小さくする方が良い
× 2 利用者の下肢を交差させる。
↓
トルクの原理ではない
*接地面積を小さくするという面では有効な方法ともいえる
× 4 滑りやすいシートを利用者の下に敷く。
↓
トルクの原理とは関係はない
↓
例えば、ベッド上での水平移動には有効
× 5 利用者に近づく。
↓
トルクの原理とは関係はない
↓
これはボディメカニクスの1つでもある
↓
体位変換時においても、利用者との距離が近い方が介助はしやすくなる
おわりに
今回は以上になります。
皆さんの勉強の一助になれば幸いです。
次回もお楽しみに!
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