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Perfume に適したヘッドホンを探す旅路

今年は後半になってから、デスク廻りを刷新してアップグレードしました。

もう若くはないので、快適な暮らしを優先して使い勝手の良いものへと遷ろう、そんな時期なのです。仕事にせよ、趣味にせよ、集中して作業できる時間がとても短くなっています。目も見えなくなってきているし、耳だってだんだん悪くなっていくでしょう。今だからこそお金をかけてでも改善すべきことがあると判断しました。

デスクとディスプレイにお金をかけてアップグレードしたのはそういった意識の現れです。作業環境としては、一旦これで完了です。完成といって過言ではありません。作業的観点でいけば。

そんな感じで一息ついていたら、まだアップグレードできる領域があることに気がついてしまったんです。

そうだ、音響を更新しよう

以前もヘッドホンで世界観の変わっていたしょっさんですが、もう一つ上の世界へ登ってみようかなと考えたんです。

理由は、これから先、耳は悪くなるだけだから。まだ聞こえている間に良い音で視聴したいじゃないですか。スピーカーはいくらなんでも上をみるととんでもないことになるので、上を目指しすぎず、価格帯として一つ上あたりにしようということです。

まずはヘッドホンからいこうと考えました。金額で言うと5万円から10万円のあたり。10万円以上の価格帯はもう判別つかなくなる気がするのと、そこなら AKG K812 と心中すればいい、来年あたり。みたいになったので音の方向性の違う別の何かを探すことにしました。

目的は Perfume を快適に聴けるヘッドホン

どうせ私の聴く楽曲の大半は Prefume です。より彼女達をそばに感じられるヘッドホンなら幸せになれるだろうと、Perfume に最適なヘッドホンを考えることにしました。

そう決めたら、もう後は聴くしかありません。会社か家のそばで、ある程度多くのヘッドホンを試聴できるところはどこか。

ありました。

アキヨドです。

広大なヨドバシと言ったらアキヨド(しょっさんの偏見です)

店舗スペースといい、商品の点数といい。ここならある程度あるでしょう。と言うことで、お仕事の帰りに夕飯も食べずに試聴しまくってきました。

ここで試聴する場合、iPhone などスマホが使えますが、イヤフォンジャックが必要です。わたしは店員さんに言って借りました。在庫あれば貸し出してくれるようです。ありがたいね。急に思い立っていったからなんだ、ホント申し訳ない。

ある程度、この価格帯のものを雑に聴いてヘッドホンを絞りました。最終選考に至ったものはこれから述べるものです。

ちなみに聴いてた楽曲たちは、Youtube Music のネビュラロマンスから、Cosmic Treat と IMA IMA IMA を中心に比較です。
理由は最新の Perfume が最高の Perfume だからです。

比較の為のベースとなるヘッドホンは、わたしの現行機種です。

しばらく試聴してると、なんかだんだん分からなくなってくるので、たまに K701へ戻って、自分の家の、AKG の音を確認してから舞い戻るみたいなことをやっていました。まわりから見ると完全に変な人です。

最終選考に残って比較したのは、SHURE、SENNHEISERあたりです。一応、私の感想を残しておきます。比較の軸は Perfume です。役に立つ人はかなり絞られるかもしれません。

尚、SONY やオーテクは好みにあわないので除外です。一応試したんですけど、やっぱりあわなかったというか、この価格帯で販売されていたオーテクはちょっとデフォルトの低音が強すぎるのよ。私にとって。

ついでに言うと、この価格帯の製品があまりにも少なくて。仕方なしに少し安価なものも聴いてみたんですけど、比較対象がわるくて比較にならないとかそんな感じです。K701と比較すると、A550Z の方が全体的に安定した音だと思うけどね。K701 は今回比較した中では、一番、高音が強かった。びっくりした。

あと。オーテクの密閉型は、Perfume のボーカルがとても低い位置から聞こえてきて、胸の辺りにいる感じがしました。これはまるでダメです。何故これがダメなのかは、後で述べます。

それから、しょっさんは原則としてヘッドホンは開放型です。だけどオーテクに限っては選択肢がなさすぎて、密閉型にも手を出してみたんですけど、低音凄くてちょっと耐え切れませんでした。この辺。

ドラムを感じたいならとても良いと思う。

SHURE 1840

SHURE でこの価格帯だと、1840 一択です。以前はワイヤレスのイヤフォンも利用していたので、音の方向性はある程度理解してたつもりです。

実際聴いてみたら、なぜか中高音が耳に突き刺さってくる感じがあって、痛くて聴いてられなくなりました。なんでだ。と言うことで、しばらく聴いていたんですが、音質はわるかないのに、そもそも耐えられなくなっちゃったんですね。残念。

SENNHEISER シリーズ

と言うことで、結局この価格帯で比較検討しやすかったのが SENNHEISER。実は、これまでまともに聴いたことがなくて。今回が初めてです。初体験。

事前に調べていた時に HD600シリーズはとても優しい音。あたたかいという表現をしていることも多かったけれど、実際に聴いてみたら、とてもよく分かる。それでいてきちんと迫力があるのは、音場が狭めだからからかもしれない。 

そういえば、SENNHEISER だけフラッグシップを聴くことができるようになっていたので HD800S も聴いてみました。600シリーズと比較するとあまりにも違う。驚き。音場は広いかもしれないけど、ここまで無機質に音が鳴るのすごいというかこわいと思ってしまいました。モニターヘッドホンだからにしても、ここまでだとは思わなかった。すくなくとも Perfume との相性は私的には良くなかったです。

ついでに 820S も聴いてみたんですけど、やっぱり私に密閉はもうむりと判断せざるをえませんでした。不思議ですよね、高いのに受け入れられないって。音響製品は高いものほど、きちんと試聴しないとダメだなと反省しました。

さて、残るは本命となった 600シリーズです。というか、もう 660S2 と 650 の一騎打ちです。

基本的な方向性が同じものなので、好み云々じゃなくて、このどちらかで判断するなら、その時に出せるお金で決めればいいと思う。Perfume の観点だけで言えば。660S2の方が確かに音質は良いとは感じるけど圧倒的な違いは感じられなかったので。

さて。

これら HD600シリーズの何が良いかというと、Perfume の立ち位置、特に高さが丁度良いところにいることです。目の前にいます。同じ目線に彼女達がいます。

ヘッドホンで Perfume を聴くとよく分かるのですが、メインボーカルの時は正面にきて、二人の場合には左右にわかれます。この分かれた時の位置やサポートのときに少し高さが下がるんです。
更に言うと、メインボーカルを支えるようなささやき声の場合、他の二人が耳のそばで小さくつぶやいてくるんです。隣に密着してささやかれている感じを体験できるんです。まちがいなく腕組まれてる。そうだね、しょっさんキモいね。でもいいんだよ、この体験はホントにすごいから。まずヘッドホンで聴いてみろ、Perfume を。

この位置が SENNHEISER HD600シリーズはちょうどいい高さなの。まさに、Perfume のボーカルの為にあるようなヘッドホン。即買いです。

HD660S2 かっちった
縦長の楕円形なんだけど、これでちょうど耳にフィットする感じ

と言うことで、買っちゃったという報告です。 #Prefume#SENNHEISER #HD660S2 で聴きながら。

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しょっさん
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