意外性のブレーシャ
ブレーシャ到着
フランチャコルタがメインの旅だったので、正直ブレーシャには何も期待していなかった。予備知識もなかったので行き当たりばったりでブレーシャ駅を降りて徒歩でメイン処に向かう。駅周辺は治安が悪そうな雰囲気。速足で歩き15分程でヴィットリア広場に到着。メインストーリーは観光客が多く漸く安心。こんなに観光客がいるのに彼らはどうやってここに来たのだろうか。。駅からの道すがらほとんど観光客は見かけなかった。やはり自動車移動か?地下鉄か?
神殿カピトリーノ〜Capitorium〜
古代のブレーシャの姿をヴィヴィッドに伝えるのがギリシャ建築の3つのオーダーの内の一つ、コリント式の神殿カピトリーノ〜Capitorium〜だ。何も期待していなかった分、感激度が非常に大きくなった建築物。形容するのが難しいが、色合いや形状に見惚れてしまう神殿なのである。と言っても、遥か昔の古代ローマ帝国時代に建築された神殿なので、その一部しか残っていないが、歴史が続いていることを実感出来る。予定調和が崩される時、人間の感情が最も揺さぶられる瞬間だと思う。今回はその一例。色々な角度で、色合いで撮影。
ローマ劇場〜Teatro Romano〜
そして神殿から歩いて2~3分に位置するのがローマ劇場~Teatro Romano~だ。このローマ劇場の遺跡は跡形もほぼ無くなっている状態ではあるが夕陽が差し込むローマ劇場は、昔行った日比谷野外音楽堂でのライブを思い出す。
サンタ・ジュリア博物館
ローマ劇場からそのまま坂を上ってサンタ・ジュリア博物館を見学。中庭がとても個性のある博物館だ。
ブレーシャ城〜Castello di Brescia〜
更に坂を上り辿り着いたのが「ブレージャ城~Castello di Brescia~」だ。イタリアでも屈指の大きさを誇っている城塞の様で、空堀、跳ね橋等が中世そのままに残されている。城の最上部に行くと、ブレーシャの街並みが一望出来る絶景ポイントがある。チドネーオの丘と呼ぶ。
ロッジア広場〜トロンダ〜ドゥオーモ
城から坂道を下って賑やかなロッジア広場、町の中心広場に建つロトンダ(旧ドゥオーモ)とドゥオーモを訪問。
僅か2時間程度の滞在だったが意外性のブレーシャを十二分に満喫し、帰りは特急列車に乗ってミラノに到着。また今度改めてゆっくり訪問したいリストに加えよう。