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キャンプアプリの開発者がオススメする、買ってよかったキャンプ道具5選 (総合編)

キャンプを始めて6年ほどになります。キャンプが楽しすぎて、自分が欲しい「キャンプアプリ(tents)」を開発するほどにハマってしまいました。そんな私が、自信を持ってオススメできるキャンプ道具を5つ紹介しようと思います。


6年キャンプをして、本当に買ってよかったキャンプ道具たち

6年間で色んなキャンプ道具を買って試してきました。キャンパーあるあるですが、いわゆる沼にハマったと表現される状態で、たくさんのお金が溶けていきました。家にキャンプ道具が溢れすぎて、貸し倉庫の契約までしてしまった状況です。

たくさんのキャンプギアを買ってきたのですが、その分だけ買って失敗した物はたくさんあるし、もっと早く買っておけば良かったなと思う物もたくさんあります。今回は、私の6年間のキャンプ人生の中で、本当に買って良かったと思う「キャンプ道具」を厳選して5つ紹介しようと思います。全て1軍で、毎回のキャンプでは必ず持っていく物ばかりです。定番商品ばかりかもしれませんが、是非参考にしてみてください。

1. 焚き火台(Coleman ファイアーディスク)

何のためにキャンプに行くか?
私の中では「大人の火遊びをするためにキャンプに行く」と言っても過言ではありません。焚き火台は4つほど試してみましたが、その中で最も好きな物を紹介します。

これだけ薪を載せても平気

一番使っている焚き火台は、コールマンのファイアーディスクです。後輩とデイキャンプに行った時に、使っているのを見て、その魅力に惹かれて即購入しました。

現在サイズは3種類あるようです。普通のキャンプをするなら、標準サイズ(直径45cm)で十分だと思います。

メリット

最大の魅力は、設営と撤収の手軽さです。円盤ディスクの下にある3つの足を広げるだけ。3秒でスタンバイ完了、これが何よりも良い。例えばデイキャンに行き、到着して3秒で焚き火台をセットして薪に火をつけて、即焚き火をスタートできます。撤収時も、焚き火台をサッと傾けて灰を捨てて、水で流して乾かすだけ。本当に楽です。

構造のシンプルさから、強度もあります。薪を無造作にポンポン乗せて焚き火をできるのも魅力。格子状に積み上げて、プチキャンプファイアーを楽しむこともできます。

そんな理由から、どれか1つ焚き火台を選ぶなら、私はこれを選んでいます。簡単は正義です。

写真映えする焚き火台

デメリット

底が浅いので、焚き火料理には向かないかもしれません。高さが浅いため、焚き火台の上ではなく、薪の上に網を置くことになりやすい。ただ、調理がしづらいだけで、不可能ではありません。

私が最近するのは、調理時には炭を使うこと。炭だと焚き火台の上に直接網を置けるので、薪よりは調理がしやすいです。先に炭で調理をし、食べ終わったらその上に薪を置いて焚き火を楽しむというやり方もオススメです。

構造上、底が浅く、空気穴もないので、燃焼効率に関してはベストではないかもしれません。でもそんなデメリットを上回るほど、メリットが大きい焚き火台です。

もちろん焚き火料理が出来ない訳ではない

2. 調理 (Iwatani タフまる)

2人以上でキャンプをすることが多いのですが、今まで調理時にはOD缶(アウトドア用のガス缶)を使っていました。ヤカンの水を沸かす程度ならいいのですが、大きめのフライパンだと、安定性にかけるし、火力も限界がある。そんな時に、このタフまるを買って大正解でした。

マルチグリドルを置いても安定するサイズ

メリット

通常サイズと小さいサイズ(ジュニア)があり、悩んだ結果、私は通常サイズを購入しました。これが正解で、マルチグリドル(平べったいフライパン)を載せても安定します。風防もあるので多少の風なら大丈夫だし、少し風が吹いても、100均の風防で周りで囲めば十分です。

セットが簡単。CD缶(細長いガス缶)をセットするだけで完了です。また、金額が高いOD缶ではなないので、経済的にも良いです。

基本的にキャンプの料理はパートナーに任せているのですが、大変評判が良いです。やはり、今までのOD缶では火力が弱いし不安定なので、非常に調理がし辛かったとのこと。それがこのタフまるを使うことで、調理のストレスも減り、料理の幅も広がったので、食べる専門の私としては大変良い買い物でした。

料理の効率アップ

デメリット

デカい。折りたたむことができないので、結構かさばります。頑丈な専用ケースがあるので、持ち運びは安心ですが、その分また一回り大きくなるので。ただ、料理の手軽さを考えると、ここは我慢できます。

3. 収納(トランクカーゴ)

私はGORDON MILLERのトランクカーゴを愛用しています。トランクカーゴに関しては、他にも無印やDODなど色んなブランドから出されていますが、大元は「リス」という会社のもので、ほとんどOEM製品です。製品自体は同じだと思うので、ブランドや価格、色などの好みで選ぶと良いと思います。

私がGORDON MILLERを選ぶ理由は、控えめなロゴとこの色です。特に、当時はベージュのトランクカーゴは見たことがなく、お店で見た時に一目惚れしました。私は大・中・小で7つ持っています。

中央右がトランクカーゴ

メリット

旧型と新型があるのですが、新型は上が平らでスタッキング(重ねること)がしやすくなりました。また、キャンプでの物置きやテーブルとしても使うことができます。耐荷重も結構あるので安心です。

50Lの大きいサイズには、コットやチェアなどの大きい物をまとめて収納できます。これが大変便利で、大体のキャンプギアはこのサイズで収まります。キャンプ時には全て出すのですが、空になったケースに、キャンプ道具の袋をまとめて入れられて便利です。

30Lロータイプの新型は、仕切り板をセット出来るようになっていますね。これが大活躍で、細かく仕分けができます(最大3枚の仕切りを設置可能)。私はキャンプ時にこれを2つ持っていきます。1つは調理関係(食器類やアルミホイル等)のみを収納し、もう1つはその他の小物関係を収納しています。このロータイプは浅いので取り出しやすくて重宝します。キャンプ時に何度も出し入れするのは、基本これです。

仕切りが非常に便利

22Lの小型タイプ、上記の2つには入りきれなかったものや、割れ物のライトを入れています。サイズも丁度良いので、あとちょっとだけ収納したいものがある時に重宝します。

車にも綺麗に収納できる

デメリット

高い。どんどん値段が上がっている気がします。ここはセール時に注目でしょうか。ただ、人気商品で色によっては品切れを起こすため、そこは注意です。私もキャンプで使いたい時に買えなかったので、お早めに…

4. 物置き(フィールドラック)

これは特定ブランドの商品というより、「フィールドラック」という大枠で紹介します。

テーブル代わりにもなる

キャンプ道具の情報を集めていると、よくフィールドラックの紹介がされています。ただ、私はずっとこの商品を疑問視していました。本当にこれがいいの?と思っていたからです。ただ、あまりに多くの人が勧めているので試しに買ってみたところ、これは本当に良かった。もっと早く買うべきでした。

色んなメーカーが出しているので、是非比較して買ってみてください。ちなみに私は総合的に判断した結果、「HIBARI」のフィールドラックを選びました。

メリット

私はキャンパーなのに結構な潔癖です。先に紹介したトランクカーゴは絶対に地面に直置きしたくありません。そんな人には大活躍します。

トランクカーゴとの相性バッチリ

まず、設営が非常に簡単です。少し力は必要なのですが、2本の足を開くだけでグラグラもしません。耐荷重も結構あり安定感があります。今までローテーブルを物置にしていたのですが、移動するとたまに足が閉じてしまうのがストレスでした。それが解消されたのは大きい。

サイズが結構大きいので、色んな小物を置けます。そしてテーブルにもなる。そして、無骨でオシャレなのは結構ポイント高いです。私は気に入りすぎて、徒歩キャンの際にもキャリーバッグに詰めて持って行っています。薄いので収納面もいいですね。

デメリット

足をセットする際に力が必要です。女性だとちょっと大変かもしれませんが、不可能なほどではないです。

金額が高い。私はケース付きの3枚セットを買ったのですが、収納ケースに余裕があるので、あと1枚欲しい。ただ、2枚以上のセットが多く、それで5000円以上するのはちょっとお財布的にキツい。ここが最大のデメリットかもしれません。

5. テント(トンネル型)

これも特定ブランドの商品というより、「トンネル型テント」という大枠で紹介します。

「アルニカ」は写真映えする

参考までに、私が愛用しているのはサバティカル社の「アルニカ」というトンネル型テントです。フォルムがカッコよくて、写真映えもするので大変気に入っています。以前は抽選でしか買えなかったのですが、現在はAmazonでも買えるようです。

私は今まで5つのテントを買って試してきました。ドーム型、ワンポール型、トンネル型、ULテント。その中で、2人以上のキャンプだと、このトンネル型のテントが一番良くて、最近は車でキャンプに行く時にこればかり使っています。

メリット

寝室でしゃがまなくていい。高さもあるので、寝室で立てるのは快適ポイントが大きいです。広さもコットを2つ置いても1〜2人分以上のスペースが余るので、広々と使えます。

一番のメリットは、寝室以外の広々とした室内空間でしょうか。私の場合、寝る時にはキャンプ道具を外に出しっぱなしにしたくないタイプなので、テーブルやチェアその他が余裕で入るほどの室内空間はとても嬉しい。

全面メッシュにできる(これは商品ごとに違うかもしれません)。私はキャンプ好きだけど、虫が好きではありません。特に蚊だけは無理で、絶対にテント内には入れたくない。そんな時に全面メッシュにできることの安心感は大きいです。毎回扉を開け閉めするのは億劫ですが、その手間を虫嫌いが大きく上回ります。

壁になる。テントのサイズが大きいので、大きな壁の役割を果たしてくれます。プライベート感を少しでも広げられるのは嬉しいポイント。

夜も写真映えする

カッコいい。写真好きとしては、かなり大事なポイントです。特にBarebonesのエジソン ストリングライトと組み合わせるととても映えます。バッテリーが別で必要ですが、暖色の暖かい光でテント内を満たしてくれて、結構明るいです。

デメリット

これは確実言えることですが、収納時のサイズが大きすぎること。そして重いこと。保管にかなり場所を取るのは悩みの種になると思います。車での移動時にも、これだけでかなりのスペースを占有してしまいます。私の場合、この5つ目のテントを購入したことを契機に、貸し倉庫を契約しました。限度を超えたサイズでした。

大きすぎるため、ベランダで乾かすのが難しい。前回のキャンプが雨キャンプでしたが、サイズが大きすぎてマンションのベランダでは干すのは難しそうです。

他のテントと比べて金額が高い。アルニカの場合ですが、素材面から相場的には安いようなのですが、それでも絶対的な金額は大きい。なので購入には相当悩みました。でも結果として一番使うテントになって、本当に買って良かったなと思っています。

まとめ

以上が、6年キャンプをした私がオススメする、本当に「買って良かったキャンプ道具5選」でした。もし私がゼロからキャンプを始める場合、この5つは真っ先に揃えると思います。それに自信を持って他のキャンパーにもオススメできるキャンプギアばかりです。

アルニカの中からの眺め

最後に宣伝です。キャンプアプリのtetnsをリリースしています。もうすぐリリースから4年になるアプリで、主に「キャンプ場探し」と「キャンプ記録」が出来るアプリ。月間の利用者は1万人で、アプリに投稿されたキャンプ場の「口コミ」は現時点で13,000件を越えています。今も大事に育てているアプリで、多くのキャンパーの皆さんからも応援して頂いているアプリです。キャンプ好きなら、是非使ってみてくださいね。

全国のキャンパーに届けー

iOS版

tents (Android版)


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