腰椎すべり症
こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。
今回の記事は前回の記事で紹介した腰椎分離症と関わりが深い腰椎すべり症について解説します。分離症についても知りたい方はぜひ前回の記事をご覧ください。
腰椎すべり症とは
腰は5個の骨で構成され積み木のようにバランスを保ち縦に並んでいますがこのバランスが崩れてしまい様々な症状を起こします。
ほとんどのすべり症が上の骨が下の骨に対して前方に転位するものですがまれに後方に転位することもあります。
分類
すべり症には疲労骨折である分離症の後に起こる分離すべり症と加齢による椎間板や関節の変性で起こる変性分離症があります。
すべり症のほとんどが変性によるもので中年以降の女性に多いです。
症状
一番多い症状が腰痛です。腰痛以外にも殿部や太ももに痛みが出ることもあります。少し歩くと痛みが強くなるが休めば痛みが消える間欠跛行と呼ばれるものも特徴的な症状です
また、脊柱管内で神経を圧迫するため神経症状が出ることもあります。
検査
画像検査で骨がずれてるかの確認をします。
似たような疾患としてヘルニアや脊柱管狭窄症などがあるのでしっかりと鑑別することが重要です。
治療
痛みが強い場合は鎮静剤や痛み止めなど飲み日常生活の痛み軽減をします。
また、日常生活での腰の負担を下げるためにコルセットなど装着します。
他にも牽引療法、温熱療法、電気療法など行い腰の筋肉を動かしたり腰の他に背部、殿部、股関節など周囲組織の筋力トレーニング、ストレッチを行い腰に来る負担を下げます。