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トト お笑いの道へ!?
これほどの爆笑を他人から引き出したのは
人生初めてではないか。しかも、2匹のペンギン人形を使ったモノボケで。俺ってセンスある?一瞬脳裏をよぎったお笑いの道。今日はこうめから儚い夢をもらったお話。
トトとこうめは、浴槽で遊んでいた。
二人で風呂に入っている時間は、
カカにとってのアイスタイム。ゆったり一人の時間を楽しんでもらうためには、こうめに飽きられない「お風呂タイム」を生み出す必要がある。
これまでのこうめとのやり取りで分かったのは、トトがあらかじめ用意したボケは絶対に飽きられるということ。こうめが「自ら」興味を示したもの、興味の世界の中で、瞬時にストーリーと笑いを生みだし、興味のど真ん中のタイミングで披露することがとても重要だ。
昨日の風呂で、こうめを観察していたら、
いつもよりペンギン人形を触っている。しかも、2つの人形の手の部分をくっつけている。
トトは、「もしやこれは、昼間公園でトトと手をつないで歩いたことを再現しようとしているのではないか」と結論づけた。
ビンゴだった。
「おてーてー♪つーないでー♪おーそーらーをーみーれーばー♪」
手をつないだペンギンの顔を天井に向ける
「うわー、お空が青くて太陽がまぶしいー」
やりながらこうめの表情を観察。これだけじゃ、ニコニコ止まり。笑ってくれるためには、もう一工夫いるな。
「お外で遊べて楽しいな!!!」
この瞬間に、空を見ていたはずのペンギンを風呂に思いっきり沈めてこうめの視界から消してみた。
想像しない展開に目を見開いたこうめ。次の瞬間。これまで聞いたことないほどの爆笑が生まれた。
こうめ「もっかい!もっかい(もう一回)」。
20回ほど連続でモノボケ。すべて爆笑の渦。R-1に出るか?そんなことを考えるほど。こんなに笑ってもらう快感こそお笑い芸人の原点なんだろうなとさえ思う。
かれこれ1時間弱の「お風呂タイム」。こうめが、のぼせるんじゃないかと心配したカカからの強制終了で、幕となった。