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こうめの「お漏らし」を褒めてみた
「今日お漏らししたのよーこの辺ビチョビチョ」。仕事から帰ると、カカがこうめの失態を報告してくれた。でも、こうめは何か伝えようとしている、そんな気がした。
トト「お漏らししたの?」
こうめ「んーー」
こうめはしきりに指を指していた。
玄関?台所?よく分からない。
トト「あっちに何かあるの」
こうめ「あっち、ちー」
カカに詳しく状況を聞いた。カカが、おもちゃを片付けようと少し目を離した時、麦はズボンとオムツを自ら脱いでいた。カカが見た瞬間、その場でぶちまけた。イタズラ?失敗?カカは思わず大きい声で「ダメでしょ!!!」と言ったという。
トトは思う。あれもしかして。。
トト「こうめ、あっちのトイレに行って
自分でおしっこ、ちーって
したかったの?」
こうめの表情が一変。満面の笑顔で、
こうめ「うん、ちー、あっちー」。
トト「おしっこしたいって思って、自分で
おしっこしに行こうって思ったから、
オムツも脱いでたんだ!?」
こうめ「うん!」
トト「初めて自分でおしっこに行こうって
できたね!すごい!お姉さんだね」
失態やイタズラの裏にはもしかしたら子どもの挑戦や、思いやりが、隠れていることがある。できる限り、こうめの思いに気づいて、一緒に喜べる親でありたいと改めて思った。