筋繊維を本当に揉んで良いのかって話
代々木上原の白井です。
肩凝りって揉むと気持ち良いですよね。
その延長で肩凝りを指圧してほぐすと、治ると思っている人は多いはず。
そこの凝りにピンポイントで指を当ててくれー!っと心の声が聞こえます。
食事の話をしましょう
例えば大体、美味しい物が体に悪いのは、感覚的に分かるでしょう
焼肉、ラーメン、コンビニ飯を朝昼晩と食べていれば生活習慣病に一直線
美味しい物を食べて健康になっていくのは理想的ですが実際はそうは行きません。
(なんでなんですか!?)
逆に健康に気を使うとなると、味の濃いもは避け、野菜、肉、穀物、などをバランスよく食べる必要がある。
どちらかと言うと質素な物を食します。(こちらの方が美味しいと思う人達もいる)
実は筋肉への刺激も同じことが言えます
なるべく筋肉への強い刺激を避け、優しく質素な刺激で健康を維持しましょうとなります。
え、マッサージは悪いの?行かない方がいいって?
そうは思いません。
たまには焼肉食べたいし、お寿司でビールをやっても良いと思います。
出張でストレスが溜まって頭がカッカしている所に、マッサージを頼んだってバチは当たりません。出張お疲れ様です。
ただそれが何かしらの症状に困っていて、その症状を取る目的で行なっているなら、少し冷静になりましょう。
糖尿病の人が、スイパラに行かないように、肩凝りで腕が痺れている人がゴリゴリ系のマッサージに行くのは、ぬかに釘、最悪悪化してしまうでオススメはしません。
詳細な理由を全部書くとキットまとまらないので、ここではシンプルに筋肉細胞(筋繊維)の小ささについて紹介しましょう。
人間は多細胞生物ですので、普段は意識していませんが我々は小さな細胞の集合体です。
当然、筋肉の最小単位も筋肉細胞(筋繊維)な訳ですが。
その筋細胞の1本の細さはなんと20ー100μm(マイクロメートル)しかありません。
1μmが0.001mmです。試しに定規の1mmを1000当分してください。
それが1μmの大きさになります。
どうですか?
極小です。
20ー100μmの筋繊維が沢山束になったのが我々の筋肉になります。
実は筋肉は極小の筋細胞の束なのです。
ここで一匹の肩こりを持ったミジンコに登場していただきマッサージを受けてもらいましょう。
ミジンコにはベットに寝ていただいて凝り固まった肩を指で押します。
するとどうなるでしょうか?
可哀想ですが潰れてしまいます。
規格外にマッチョなミジンコでなければ人間の指圧の力には耐えれないでしょう。
話は戻って人間の1つの筋細胞の大きさはミジンコの50分の1くらいしかありません。
意外かもしれませんが同じ事が起こってしまいます。
我々が思っているよりも筋繊維は簡単に切れてしまうのです。(特に横の力には弱い)
(マッサージでもみ返しがなぜ起こるのかは
全身マッサージでどれだけの筋繊維が切れたかを考えれば想像できますね。)
なので自分の場合は凝りの根治を目指すのならばゴリゴリ押すのは推奨しません。
筋肉の構造を考えればミジンコでも受けれる優しい力で治す必要があるのです。
と言うわけで凝りをゴリゴリほぐして大丈夫?
と言うお話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。それではバイバイ!