チャレンジし続けることの重要性 - チトセが大事にしたいこと
はじめに
こんにちは、チトセ工業の中西 (@shnakan1sh1) です。
当社では月一回、月初に全社メンバー集まっての総合朝礼を実施しています。
コロナ前は毎朝全員で集まり、5~10分程度の情報共有と所感発表 (輪番制) などを行っていましたが、感染予防の観点から回数を減らすことに。
ようやくコロナ禍の出口が見えてきたこの頃ですが、今後も元に戻ることはないと思います。
もうこのスタイルは定着したのかなと。
日々の朝礼がなくなったことで、情報の共有は専らグループウェアなどのツールを使って行うようになりました。
それにより朝礼の役割が変わったと思います。
形式的な情報は事前に共有したうえでその経緯や想い、熱量などより "アナログな情報" をメンバーに伝えるための場に変容したのです。
今回の記事は、僕が先月の朝礼の際にみんなに話したことをまとめなおしたものです。
(とはいっても話す前にちゃんと原稿を用意するので、内容はほぼ同じです)
これまで、そしてこれからもチトセが会社として大事にしたい考え "チャレンジし続けることの重要性" についてです。
チャレンジし続けることの重要性
僕は2018年に入社して以来、社内のあらゆる面において制度改革やルールの整備などを積極的に行ってきました。
昨年9月に代表に就任してからは、さらに加速的に色々変えてきました。
具体的に最近変えたことでいうと、
制服の着用自由化 (着ても着なくてもどちらもOK)
重要な会議は朝行う (従来は夕方)
改善提案や各種勤怠申請のデジタル化 (下記の記事で詳しく書いてます)
社長 1on1 の導入
Notionでの全社タスク管理
らへんです。
正直、めんどくさい
それに伴い、みんなが新しいデジタルツールを使えるようになる必要があります。
これまで紙に手書きでよかった申請をウェブ上でしなければならなかったり、上司からの指示が口頭でなくタスクとして飛んできたり。
正直、みんな面倒くさいと思ってると思います。
「また新しいツール増えたわ」
「また新しいこと覚えなあかんわ」
って感じてるはずです。
ちなみに、僕も新しいこと、新しいものはもともとは好きじゃないです。
既に完成されたやり方があるなら、それで問題ないなら変えたくない。
それが人の性です。
新しいことにチャレンジするには、それだけパワーがいります。
ではなぜチャレンジするのか?
答えはシンプルです。
それが会社に必要なことだから。
チトセが生き残っていくため、変わり続けることは重要なことだからです。
これから日本は人口が減ります。
当然働き手が減ります。
すなわち、会社も減ります。
その中で生き残っていかなければならない。
高効率化はマストなのです。
そのためにデジタルツールを使って仕事の効率を高める = DX は避けて通れません。
常に学び、実践し、改善していく。
この姿勢がなければ淘汰されていくのみです。
60年やってこれた理由
2022年、チトセは創業から60年を迎えました。
そこでふと、これまでチトセが60年間やってこれた理由を考えたときに、僕の頭の中で先ほどの話が繋がってきました。
もちろん、60年という長い時間を走り続けてこれた理由はそんな簡単に語れるボリュームの話ではないですが、ひとつにはチャレンジし続けてきたから、というのが間違いなくあるかなと。
昨今のデジタル化に限らず、大きなチャレンジを経験してきました。
当社は創業当初、各種スプリングなどの線材加工を生業としていましたが、創業社長 (僕のおじいちゃん) はそれからの社会の需要を見越して (?) プレス加工事業に舵を切りました。
全く未知だったろう付け加工を始めたのも大きな決断だったと思います。
ちなみにチトセの1号炉は創業社長の手作りだったそうです。
2014年、無線電子機器事業部門を立ち上げ発売した "Logbee" も、相当な決断だったはずです。
Logbeeは無線接続した親機・子機間で温湿度などの環境データをモニタリングするデバイスです。
これまでの受託加工とは全く異なる新規分野にも関わらず、先代社長 (僕のお父さん) はこれからのIoTの必要性に可能性を見出したようです。
直近でいうと、2019年に移転を果たした新社屋建設もとても大きなチャレンジでした。
"Cool Factory" のコンセプトのもと、通常よりもはるかに大きな投資をし、拘りを詰め込んだ自社工場を建設しました。
(Cool Factoryについて詳しくは、下記の記事で書いています)
おわりに
「今いる僕らは、これら先人たちがチャレンジし続けてきた歴史のバトンを受け取っている。
僕たちも怯むことなく果敢にチャレンジしていかなくてはならない。
僕は社長として、今後もどんどん会社を変えていきます。
だから、みんな協力してね。」
と、朝礼を締め括りました。
デジタル化などの企業変革において必ず話題に挙がるのが、抵抗勢力によってなかなか改革が進まない、という話。
その点においては、チトセはあまり苦労していません。 (と思ってます)
年配の社員も含めみんな「また新しいもん使うんか〜」って顔しながら、なんだかんだ協力してくれます。
それは、上記のように "チャレンジし続ける" 姿勢が会社に根付いているからなんだろうな、と思ってます。
今後もこの文化、この考えは大事にしていきたいなと。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。