砂原康治 (発明家)
発明家の日常を書いていきます。
帝国ニュース北陸版に寄稿している”コラム 創造”です。自社ブランドの自社製品を持つメーカーを作るための概略を書いています。メーカーになり付加価値を稼ぐ業態に変化しましょう。
私、発明家野良が25年前から一人メーカーとして自分で考え商品化した製品の開発裏話や失敗談などをご紹介します。グッドデザイン賞やベンチャーフェアでの受賞歴あり。
発明家が自転車で旅します。
25年前から発明家をやってきて思うことを書いてみました。 以前、帝国ニュース北陸版にも寄稿したテーマを参考に今思うことを書いてみました。
1.私は野良です。 下請けをせず、餌は自分で探すという意味です。 2.私がお相手する方 自社ブランドの製品をもつ個人事業主または法人 理由:日本のGDPを増やすにはメーカーの売上を増やす必要があります。 3.私がお相手しない方 下請け。 4.私の守備範囲 各工程の専門家を使い作戦の企画、立案、実行を行う串の役目が私の仕事です。ですから従来からある業務の分類には入りません。一人メーカーとして全行程を経験してきた結果一番重要なのは作戦だと気づきました。
シークワーサーを植えました。先日、すだちの葉を全部青虫に食べられてしまいました。 これが葉っぱを全部食べられたすだちです。タダの棒になりました。(笑) なんとかハイボールに入れる柑橘類を育てたいと思います。
令和6年能登半島地震と9月の能登豪雨で被災された方へ心よりお見舞い申し上げます。 私は、今年1月3日金沢市から珠洲市宝立町まで行き、猫12匹と人、一人を乗せて金沢に戻りました。往復22時間かかりました。現在、その友人の家は公費解体され更地になりました。やっと復興が始まったと思っていたところ9月の豪雨で甚大な被害が発生し、また振り出しに戻ってしまいました。残念です。 私は、以前からツール・ド・のと400というサイクリングイベントに参加しています。今年は金沢市をスタートし中
今回は、居心地の良い家について書いてみたいと思います。少し技術的なことにも触れたいと思います。毎年気温が上がってきており、夏の最高気温も高くなっています。では、北陸において夏涼しく冬暖かい居心地の良い家とはどんな家でしょうか。室温について少し考えてみました。 ①南側の窓は必要か 北陸に住んでいて気になることは、冬太陽が出ないことです。感覚的に南側に窓があっても、冬太陽が出ないため室温を上げる効果は少なく、夏は南からの太陽光が部屋に入り暑いのです。 そこで、金沢市の日照デ
目標には2種類あると思います。一つは、誰か(何か)と比較して上か下かという相対的な目標。もう一つは、数値や言葉で表すことができる絶対値の目標です。 起業するとき絶対値の目標設定をする人が多いと思います。こんな会社をつくろうとか、これを開発しようとか、分かりやすい絶対値の目標を持つ人が多い気がします。経営者の中でも、特に創業者に多いと思います。また、目標を持つから起業するのだと思います。 逆に相対値の目標を持つ人はサラリーマンに多い気がします。その理由を考えてみたことがあ
世の中には、目で見えない”もの”と”こと”があります。 見えないもの:目的、目標、作戦、技術、権利、ノウハウなど 見えないこと:関係性(因果関係) 見えるもの:製品、サービス、現象など 見えるものと見えない”もの”のどちらが大事かというと、源流である見えないものだと私は思います。川下である見えるものは、いつでも、どこでも、誰でもつくることができます。企業は商品がたくさん売れると大きくなります。そのため、目で見える物を重視する傾向があります。しかし、世の中が変化したとき
今回は、人格の種類について書いてみたいと思います。人の性格ではありません。普通に考えると自然人格(自然人)、法人格(法人)などが思いつきます。その他には、人工人格などが考えられます。 ウィキペディアによると、【法人は、自然人以外で、法律によって「人」とされているもので、「人」は、権利義務の主体となることができる資格(権利能力)を認められたものである。】と書かれています。私は、法人格とは、株主(オーナー)がその法人を設立した目的を達成するために意思決定をし、それを世の中に表
私は、起業当初、売れる製品を開発し特許を取得すれば、特許を貸してほしいとか、売ってほしいという問い合わせが来るものだと思っていました。しかし、現実はそうではありませんでした。理由はいくつか考えられます。 1.その特許を使わなくても同様の製品を作ることができる 2.その製品を製造販売する必要がない などです。 まず1.の対策としては、逃げ道のない特許を取得するしかないと思います。具体的には、請求項(権利範囲)を自分で書いて営業的に有利になる価値ある権利をつくります。以前も書
私は、売れる商品をつくって売れば良いと思って起業しました。やってみるとその通りでした。売れる商品を開発できないと資金難に陥りますが、売れる商品ができると事業ってなんと楽しいのだろうと思いました。その繰り返しを30年行っています。現在は、発明家、メーカー、知財の販売まで全ての工程を行いながら、その経験を元に商品開発アドバイザーとしても活動しています。 30代の頃は、いろいろな方からアドバイスを頂きました。とても価値あるアドバイスもありましたし、そうでないアドバイスもありまし
始まったものは必ず終わります。始めることを自分で決め、終わりも自分で決めることができればハッピーエンドになると思います。しかし、始めることを決められても、終わりを決められない人が多いのではないでしょうか。昭和の時代は、人の寿命よりビジネスプランの寿命が長かったので、それでも良かったのですが、今は色々なものの動きが早いので、ビジネスプランや商品の寿命も短くなっています。世の中の動きより早く考え行動しないと、自分のビジネスプランが鎮撫化して価値を持たなくなると思います。 学生
今回は、アクロバティックな特許販売の実例をご紹介いたします。雑談と思ってお読みください。 あるときアイディアを売ろうと思いました。どこに何を販売するか考えるため新聞の株価欄を見ながら考えました。この企業に何を提案したらNOと言えないだろうかと1社あたり3秒考えました。3秒考えて思いつかないときは次の企業へ移ります。ある企業の名前を見たときピンときました。この企業にこのアイディアを提案すれば、買ってくれるのではないかと思ったのです。そこで、その企業の研究所に電話し、「提案が
誰でも自分に合ったステージで働く方が良いと思います。数の大きい順に図を描いてみました。なお、このコラムでは製造業の話はしないので、ご了承ください。 誰でも起業するときは、”こんな仕事をしよう”と考えます。それがその人のステージだと思います。例えば、***のメーカーをやってみようとか、士業をやってみようとか、投資家をやってみようとかです。それを考える理由は、”これならできそうだ”という根拠のない自信があるからだと思います。それが、その人の活躍するステージだと思います。 私の
今回は権利行使について実例をあげて説明してみたいと思います。 製品を製造販売するための特許という独占権を保有していても、他者を排除できなければ特許の価値はありませんし、独占しないと利益も出ません。他者が自社の特許を侵害する理由は複数ありますが、理由はどうであれ、真似されるということは価値あるアイディアだということです。しかし、そのまま放置すると、タダで使っても良いアイディアだと思われてしまい、そうなると有償で売ったり貸したりできなくなります。その理由は、「他者がタダで使
中小企業が素晴らしものを開発したとき、どのように宣伝すればよいのでしょうか。新聞、テレビ、ブログ、SNS、ネット広告など、いろいろ考えられると思います。しかし、素晴らしいものであればあるほど、信用されるまでに時間がかかると思います。分からない人に知らないものを説明するのは面倒なものです。1994年に起業したときから、分かる人だけに説明したいと思っていました。それでも、インターネットが普及していない頃は、説明しなければなりませんでした。しかし、現在はいろいろなツールが使える
”次どうしよう”と思ったときは、次の手を考えていないときではないでしょうか。私はこんなとき、後手に回ってしまったと思うようにしています。将棋でいう先手とは少し意味は違いますが、自分が主導権を持って有利な状態を先手と思っています。 世の中が変化したとき、現在販売している商品が価値を持たなくなることがあります。そのとき、次これを出そうと準備ができているときは先手に回っていると思います。先手に回るとは、世の中の変化を予測し、先に作戦を準備してある状態です。しかし、自分が思うような
今回は、精神論を書いてみたいと思います。前回、「ぼんやりした商品のイメージができたとき、それを実現する方法を考え、現在から半歩先の未来へジャンプする」と書きました。しかし、どうやって半歩先の未来へジャンプしてハッキリした商品イメージをつくるのでしょうか。これは、どの本にも書いてありません。また、知識を増やしても実現しません。私の場合、もがきながら考えます。他に方法が思いつかなのです。 その実例をお話しします。あるとき商品のアイディアが出ないことがありました。それまでアイデ