好きな人とお花見に行きたかった私の話
街中の通り道の桜ばかりではなくて、
あなたとお花見に行きたかったから、
私はあなたに、「一緒にお花見に行きたい。」
と言って、
あなたは、「時間があったらね。」と返事した。
あなたは、記憶力がいい人だから、
私の言葉を忘れているわけではないでしょう。
私はまだあなたとお花見に行けていないけれど、
"今年は時間がなったなら仕方がなかったな。"と
諦められるほどには、あなたのことを信じています。
相手を信じることって難しくて、
ついつい、自分の気持ちばかりを
優先してしまいたくなる。
「なんで?お花見行く時間を作ってくれなかったの?」
なんて問いただしてしまうのは簡単だけれど、
あなたは確かに"時間があったら"と言っていたし。
何の連絡もないのなら、時間がなかったのだと、
問いただす前に立ち止まれた自分を
大いに褒めて目の前の春には目を瞑る。
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