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人生に今日があってよかった、と思える日が、人生にはときどきある。 生きていてよかったと。…
年の瀬に、腰を痛めた。 ままならないなあ、 と思いながら、原稿の整理をした。 世にでたもの…
詩や小説を書いていると時折、 あなたに届けるために、 わたしは書いていたのだと、 感じる…
なやみごと、ふあんごと、 いやだったこと、泣いたこと、 いろいろいろいろいろいろ混ぜて、 …
秋めいた線香の匂いをたどる。 息切れ。 やけに彩度の高い空を、 模倣しそこなった右眼。 霜…
大切な(とても個人的な)〆切が迫り、 最近は朝も昼も夜もずっと、原稿を書いていた。 今日…
自分に決められないことばかりで、でも決めねばならなくて、生まれることも死ぬことも、自分では決められないのに、決められなかったのに。 久しぶりに 底 がみえた 行きたくもないサイゼリヤで泣いたり、電車のなかで気絶しかけたり、アスファルトとキスしそうになったり、ああだめだ、人間のかたちを保てない。衣食住ができない、普通のこと、みんなできることが、こんなにもできない、泣きたいのに泣けない、吐きそう、きもちわるい。 底 は つめたかった 昨日やっと泣けて、申し訳なくて、なんに
こんなわたしにも、就活生だったころがある。 当時のわたしは、漠然と東京に行きたかった。東…
概念でいたい、 と、ずっと、思っていた。 ことばを使って表現をするとき、肉体はどうしてこ…
桜桃忌だ、と思った。 仕事中、キーボードを打ちながら、思った。 しばらく、『人間失格』を…
洗濯、をしていると、私はいま、ちゃんとできている、と感じる。汚れた服を、あるいは、汚れた…
東京にいた頃に書いた短編小説を、すこし、書き直した。 あの頃の私を消さないように、あの頃…
noteに自分のことを書くのが、ひどく、こわくなってしまった。本業でもライフワークでも、文章…
葉桜の頃、東京へ行った。 ビルを背景に、散りかけの桜を見た。 人がたくさんいて、にぎやかくて、あざやかだった。 生まれたての本を背中に抱いて、私は歩いた。 人生の匂いが濃くて、すこしくらくらした。 先日、本をつくったことを発表した。 いろいろな方からことばをいただいた。 動悸がしばらくやまなかった。 ようやっとすこし、深呼吸できるようになった。 本をつくることは、生きる覚悟を決めることだった。 この世界で、死ぬまで生き抜く覚悟を。 そうして、私のなかで死んでいくはず