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夕空しづく/詩人・小説家
2022年3月28日 15:25
1「桜が咲く度君想う」「桜降る度君想う」歌い尽くされた春の歌どこかで聴いた恋の歌桜散る前にチル前に何かを生もうと空仰ぎ空っぽの青に浮かぶのは音符の逃げ出した五線譜「唯一無二なんてもんは実はどこにもありはしない」って満員電車の片隅で吊り革広告が嗤った*それでも君は歌ってよそのままそこで歌ってよ君が桜を歌わなければ春は枯れていくだけだろう桜が美しい