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【体験レポ】水彩絵の具作ってみた

 天王洲アイル駅にあるPIGMENT TOKYOさんにて、定期開催されているワークショップ「水彩絵の具作り」を受講してみました。

PIGMENT TOKYO 外観
様々な素材の展示

 店内に入ると、ずらりと顔料が並んでおり、これらは15g単位で量り売りされています。

圧巻の品揃え
このような道具を使って作ります

 講師の方から絵の具の歴史や作り方の説明を受け、好きな色の水干絵の具を使って実際に水彩絵の具を作っていきます。

用意されている水干絵の具
最初はボルドーを目指していました
混ぜている様子
さらに赤とピンクを加えました

 水彩絵の具作りの工程としては、少量の水・顔料(水干絵の具)・アラビアゴム・蜂蜜を教えられた比率で大理石のプレート上に準備して、マーラー(練り棒)で八の字に練り混ぜます。

ボルドーというより葡萄色
チョコレート色にも挑戦しました
容器に詰めてお持ち帰り

 ちなみに、1色作り終わると新しいプレートとマーラーをスタッフさんに交換してもらえるので、終了時間までに2~3色作る事が可能です。持ち帰り容器も最初は2個用意されているのですが、スタッフさんにお願いすれば、3個目を頂けました。

 実際に作ってみた感想としては、思い通りの色を調合するのは相当難しい事が分かりました。

 普段の水彩では感覚で作れば大体思い通りの色が作れていました。しかし、練っている絵の具の色と、紙に試し塗りした色でかなり異なっていたのが難しい要因だったかもしれません。

 毎日このワークショップで絵の具作りをすれば、もしかしたら色の調合が上達するかもしれません笑

 ワークショップに参加した特典で、店内商品が15%オフでお買い物できるため、折角なので新しい筆を3本買いました。

 柔らかい羊毛、コシのあるイタチの彩色筆2本と広い面積も塗れる線描筆です。

 丁寧に接客して頂き、筆の試し書きもさせて頂きました。

 柔らかい方は広い範囲をムラ無く塗る用途で、コシがある方は筆のタッチを活かしたい時に用いたいなと思いました。

 PIGMENTの焼き印が入れてある筆もあり、「オリジナルの筆ですか?」と聞いてみたところ、オリジナルではないですが中里という京都の筆メーカーで東京では入手しにくい筆なのだそうです。

 新しい筆も購入し、役割分担してまた魅力的な絵を描きたいです。今回作った葡萄色とチョコレート色も、積極的に絵に使っていきたいです。

 私が参加したきっかけは、水彩絵の具作りに興味があったからなのですが、色の奥深さを改めて実感できました。おかげさまで、とても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました!

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