ドゥドジカフェさん・大阪コリアタウン
ドゥドジとは韓国語で「もぐら」。
なんとも可愛い名前です。ここは、大阪コリアタウンちかくの古民家。もぐら、地下の穴ぐらカフェを想像しますが……。
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ドゥドジカフェさん
大阪コリアタウン。賑やかな商店街と、ひとがふつうに暮らすまち。ドゥドジカフェさんは、すこし離れた住宅街にあります。
もより駅は……
●JR大阪環状線・鶴橋駅・桃谷駅…徒歩約11分
ずうっとつづく、二階建ての家・長屋。まちのひとが住む静かなところ。
あたたかい豆電球が、ぽこっと光るお家を見のがさないで。
ご来店の際は、近隣のご迷惑にならぬよう、お静かに。どうぞご配慮ください。
古民家・韓国カフェ
白い壁と細い白木がモダン。かなり大胆に改造したのがわかります。「もぐら」だから暗い店内と思う真逆の発想。
なかよしご夫婦が経営。韓国スイーツ、なかなかの評判です。
従来の古民家カフェのイメージをくつがえし、調度品は北欧調。白を基調とした店内、とても新鮮です。
2Fは、ワンフロア。こぶりの机と背もたれのないオシャレなイス。広く見せるための工夫が感じられます。
ひとにより、背もたれのないイスは狭くて、ちょっと落ち着かないかもしれません。
どっしり座りたいひとは、1Fのクッション席にどうぞ。
人気メニューはソルギ
韓国の餅菓子「ソルギ」。日本風に言えば、もちっと、ずっしり、お米の蒸しパン。わたしたちにも違和感のないスイーツです。
ソルギは、どれもスタイリッシュ。
これはプロの仕事ですね。洗練の韓国スイーツ、売り切れご注意。
ドゥドジカフェさん、名前はもぐら。だけど地下のカフェではなかったです。
ユニークな提供スタイル
ロールケーキ状のソルギ。どちらかといえは、地味なゴマの色調のスイーツなのに。
シックでシンプル、美しい。
半円形よりも多めの絶妙な面積。
ぽってりグレーのお皿。このお皿、ウラを見ようと思っていましたが、忘れるほどのお味でもありました。
ビックリしたのは、フォークが、テーブルに直置き。これはこれでシンプルですが……。
あわてずさわがず、紙ナプキンか、おしぼりでフォークを、ふきふきしましょう。
お水・おしぼりは? セルフサービスのアナウンスは、なかったです。大丈夫、壁際にあります。じぶんで取りました。
たまたまなのか、文化の違いか。
以前、韓国カフェでケーキにフォークが刺さって出てきたこともあります。
いままで……店員さんが紙ナプキンを敷いてから上にフォークなどを置いてくれるのが、あたりまえ。そんな、あたりまえの日常と、店員さんのお仕事に感謝するキッカケになりました。
のぼりやすい階段
古民家の階段は、えてして急勾配と足を乗せる部分が狭いのです。
いつも上りにくさを感じますが……。
ドゥドジカフェさんの階段は、つくり替えているのかも。足を乗せやすい幅で、上り降りがしやすかったです。
そして天井も抜いて高くしてあります。梁がアクセント。
2Fのフロアです。もぐらのイメージどこへやら。
ほしくなるテーブル・イス
コンパクトな調度品。窓をおおきく、明るく。古民家の重厚さのカケラもなく明るい空気。
ドゥドジカフェさん、家具屋さんのようです。ビックリしますよ。
丸テーブルふたつ。ちいさく高さ低め、ひとにより飲食しにくいかも。ご注意ください。
このテーブルの脚がなんとも、C調。軽そなバランス。
テーブルの脚を細くするだけで床が広くなりますね。
階段の壁も取っ払い、ほそい木の柵を付けて空間を仕切っています。
建物の間口(幅)は変えられない。狭さをうまくリノベーション。
全体にタイトな印象。うすい板と細いステンレスの調度品。大阪弁でいう「シュッ」です。
古民家カフェも、いろいろ変身するのですね。かわいい店名とギャップがすごい「もぐらカフェ」
たまには、大阪コリアタウンの喧騒をはなれて。
ドゥドジカフェさんへは
ひとりがいい。
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。