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住吉大社のまわりを歩こう(1)

大阪市住吉区・住吉大社。
全国の約二千社ある、住吉大社の総本宮です。


初詣がまだ・人が集まるところを避けていたかたへ。
住吉大社の「ゆったりもうで」
3月31日(金)まで初詣ができますよ。


住吉大社

住吉大社
大阪市住吉区住吉2-9-89
開門・午前6時
閉門・午後5時

  ●日本遺産の構成文化財●


最寄り駅は……
●南海電車・住吉大社駅
●阪堺電車(チンチン電車)・住吉鳥居前駅

路面電車・愛称チン電で、ゴトゴトと。
車と一緒に道路を走るのも風情があります。ちなみに大阪市内ですよ。

住吉大社は神聖な四季折々の風景も美しい。緑の少ない大阪では、とても貴重な場所でもあります。
一年中、参拝の人が絶えません。

チンチン電車と車に気をつけて。

南海電車の旧駅舎もあります。「驛園公吉住」は「住吉公園駅」だったのですね。


住吉大社は駅からすぐ。神社は大きいので、時間のある時に参拝しましょう。



遣唐使発進の地

端正な石畳と鳥居が続きます。
「遣唐使発進の地」の石碑。
むかしは住吉から西は海だったそう。
命の保証なく大海に漕ぎ出す使者たち。


住吉大社は、海上安全・漁業・船舶の守護神です。
住吉大社に松林が多いのは、かつて海岸だったのですね。

ゴトッゴトゴトン。いつも独特の音がします。大きな鳥居と松林。
時代を越えた不思議な風が渡ります。

船の形をした石碑があります。
モダンな造りです。万葉の歌も。

遣唐使の発進の地。あまりピンと来ません。今では陸地ですから。
万葉時代の地図もあります。
近年は案内板が増えました。読んでみなくては。

境内には大きな石灯籠いしとうろうもズラリ。こんなに大きな灯籠は他所では見たことがありません。


約六百基あるそう。大坂の商人たちの献納。「すみよっさん」と身近でありながら、大きな存在の住吉大社が感じられます。


反橋《そりはし》

住吉大社といえば有名な、まぁるい朱色の橋。
太鼓橋たいこばしと呼んでいますが正式には、反橋《そりはし》。
住吉大社の本宮の前に架かる橋で、渡るだけで「おはらい」になる、ありがたい橋です。


実際に渡ると結構、急勾配きゅうこうばいです。
木の橋で、足裏の部分に滑り止めの階段のような、引っ掛かる細い板が渡してあります。


つかまるところがなく橋の欄干しかありません。
降りるとき、特に雨の日は滑らないようご注意ください。


よく橋の天辺てっぺんで写真撮影などしている人を見かけます。
渡ることに意義がある。足元が不安定だし、お参りの皆さまの足止めにならぬよう、ご配慮を。


足の不自由なかたは、無理をせず反橋の東と西にある「平たい橋」を渡ってください。
桜の季節に、反橋の上から「平たい橋」を撮ったのが下の画像です。
短く、ぺったんこな橋でしょう。


天気にもよりますが「平たい橋」から観る反橋もよいものです。
自分のこころが洗われるようです。


何でも近寄れば、わかるというものではなく、少しだけ距離をおいて全体を眺めてみては……と気づくことも。


反橋の高さは三・六メートル
二階の高さぐらいあり、高く感じます。むかしの人は草履や下駄で渡っていたのですね。
石畳や反橋、砂利道。ハイヒールは、お控えください。

●反橋データ●
  長さ……二十メートル 
  幅……五・五メートル
  高さ……三・六メートル

池のほとり川端康成かわばたやすなり反橋そりはし」の、文学碑があるのですが……忘れました。

まわりを歩けば

住吉大社は、本宮に行くまでに、見るところがたくさんあります。
参拝の後に、歩いてみましょう。

梅の花。春はもう、そこまで。


●参考と引用は、
  「住吉大社の由緒」より。

住吉大社には、パンフレットが何種類かあります。
歴史が詳しく書いてありガイドブックとしてもオススメです。


「住吉大社のまわりを歩こう」は、明日に続きます。
勝手な変更を、お許しくださいませ。

毎週水曜日は
「たてもの」の日


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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