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大阪・白鶴温泉さん
焼肉のまち・鶴橋。ネオン輝く大通りと、生活感ただよう鶴橋市場。ガタンゴトン、一閃の光がひっきりなしに。すぐ北側に銭湯・白鶴温泉さんがあります。
(2143文字)
白鶴温泉さん
大阪の東部のターミナル駅・鶴橋駅。かつての不夜城も今は昔。光と影(嗅げ?)の光景を映しだす白鶴温泉さんです。
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大阪市東成区東小橋3-14-32
16:00~22:00
土曜定休
入店は21:00まで
もより駅は……
●大阪環状線・Osaka Metro大阪メトロ・近鉄電車
・鶴橋駅……徒歩約2分
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午後4時~10時までの営業
銭湯の時短営業も珍しくない時代になりました。鶴橋なら深夜まで営業してても需要はありそうなのに。
ちかくにスーパー銭湯があります。働く人たちの終業後は、その広々としたお風呂やサウナに吸い込まれるのだろう。
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◆営業時間のお知らせ・看板より◆
「午後九時までにご入場ください。十時には閉店いたします。
また閑散時は午後十時を待たずに閉店させていただきます。」
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店内撮影禁止
フロントに「店内撮影禁止」の文字。
これまでの銭湯の多くは「脱衣所・浴室の携帯使用不可」とありました。
入浴後、フロントやドリンクの撮影は許可をもらってから撮っていました。
白鶴温泉さんではハッキリと「店内撮影禁止」なのです。
下駄箱・フロント・下駄箱の写真を撮るのもやめました。
なので今回は店内の画像はありません。
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これからのマナー
注意書き「毛染め禁止」は、どこの銭湯にもあります。
染毛料がタイルにつくと洗っても取れません。
ヘアマニキュア剤・ヘアカラートリートメントなども禁止。
白鶴温泉さんに「器物損壊罪」とハッキリ書いてあります。
しかし裸で、ほかの入浴する人もいるのに恥ずかしげもなくヘアカラー行為をするなんて。
染毛料は、むかしに比べてマイルドになりましたが、薬剤の刺激臭もあるでしょうに。公衆浴場では迷惑行為です。ゼッタイにいけません。
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あらたな禁止事項
白鶴温泉さんで、はじめて見る「ふたつの禁止事項」がありました。
「紙オムツ」と「脱衣所マナー」についてです。
近年の銭湯で、たまに見ますが、入浴者の付き添いで服を着た人も浴室に入ってきます。(ふたり分の入浴料金を払っていると思いますが)
なんと白鶴温泉さんには、
「おとなの紙オムツを捨てないでください」
「おとなの紙オムツを使用者は入浴禁止」
と、ありました。
これまでも、そしてこれからの時代、自力で銭湯まで歩いて入浴するのが、あたりまえでした。
だんだんと銭湯の存在する姿も、変わりつつあります。
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銭湯は、地域高齢者のコミュニティーや安否確認など交流の一助にもなっていましたが、さらに高齢化の時代に。
現実は、自力で銭湯に来れない人が増えてきたということですね……。
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もうひとつは
「お子さんがアイスクリームを、食べながら走り回るのは禁止」
スーパー銭湯なら、飲食スペースや休憩室も完備されていて、家族連れにも便利です。レジャーとしての側面もあると思います。
ところがまちの銭湯はスーパー銭湯とちがって「毎日のお風呂」です。走り回るところではないのです。
銭湯もアイスクリームを置いてあったりしますが、騒いだり、遊んだりするところではありません。
「さわいだらダメ!」などと、見知らぬ、おじいちゃん・おばあちゃんに怒られることもなくなったのですね。
声をかけるのも、はばかられる時代です。
白鶴温泉さんには、
「銭湯は福祉施設ではありません。福祉施設に行ってください」
と書いてあります。
いろいろ迷惑やら苦情が発生したと思われます。
今回、ちょっと考えされました。これからもみんなが気持ちよく入浴できる銭湯でありますように。
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鶴橋市場・鶴橋商店街・大阪コリアタウンなどがあり外国人も多いのです
漢方ミスト・サウナ室
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さて、気分をかえて……。
白鶴温泉さんにはミストサウナがあります。スチームサウナともいいますね。
浴室の奥のミストサウナ室。瓦の屋根、てっぺんに水車、動物もいます。
どこかの銭湯と同じだ、この造りは見たことある……。
そうだ、大阪・西成区の玉水温泉さんです。
白鶴温泉さんのミストサウナ室の上には白い鳥。
これは「鶴」、白鶴かしら?
浴室のすりガラスにも鶴がいます。
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鶴橋。古代は鶴が舞うこの地。
渡来人も多く、土木技術も伝わりました。
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「なにわ百案内・いかいの・つるのはし跡」
長谷川定信 (神戸市立博物館蔵)
日本で最古の橋といわれる「つるのはし跡」もあります。
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現在は平野川
鶴橋の白鶴温泉さんだけでなく、その他の銭湯に入浴するときも、まわりのひとへの思いやりと、マナーを守って入浴しましょう。
◆玉水温泉さん「スチームサウナ」の記事◆
水車と動物のスチームサウナ室のイラストあります。
共存、焼き肉と銭湯と。
……この街がすき。
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「銭湯」の日
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。