なないろカフェ 小學校で飲む珈琲
校長室の、となりの教室で珈琲を。
~毎週月曜日はコーヒー・喫茶店の日~
なないろカフェ
兵庫県尼崎市。阪神電車・尼崎駅から徒歩約5分。
廃校になった小学校があります。
広い運動場、いまは公園。
1階の、おしゃれな校舎に喫茶室。
丸い窓。弧を描く階段の踊り場。
現在の小学校にないモダンなフォルムだ。長い廊下。
広い静かな教室に入る。
なないろカフェ
教室タイムマシン
こんにちは。
学級委員のような女の子と、校長先生のような男性がお出迎え。
ほかに児童、いやお客さまはいない。教室に、ひとり。わたしは居残りか、それとも朝の当番か。
なぜかひとりが落ち着かないのは、もと教室だからかな。
わたしの小学校入学時は、1学年6クラス・児童数240人。多かったでしょ? 学校に児童があふれてた。1970年(昭和43)。そんなに経っていた時間。
ご注文はお決まりですか?
エッ! 校長先生が、こんなこと言うなんて。いやいや、学校ではなくここはカフェです。
「アップルパイと、珈琲 なないろブレンドください」
メニューに、コーヒーは「珈琲」と書いてある。
漢字テストみたいだ。ゆっくりと思い出す。半世紀前を。
テストの紙は、わら半紙。ざらばん|紙《》とも言ってた。
テスト用紙・学校からの連絡。「プリント」は先生の手書きで、印刷も印刷室でやっていた。ガリ版。なんかそんな名前。輪転機。独特の匂いがした。
もっと、しっかり見とけば良かった。
小学校で消えてしまった道具・施設は多いのです。
北欧の耐熱グラス「ボダム」だ。
最近のカフェで遭遇率が高いの。
あっ、円周率は小学校で習ったのかな?
いろいろ思い出す。
ガラスに陶器。机の上は2022年。
タイムマシンにお願い1970年代。
ガラスといえば給食の「牛乳ビン」ぐらいだったなぁ。給食の食器はアルミ。パンとおかず。クジラの竜田揚げ。先割れスプーンで何でも食べた。
むかしのおやつ
小学校高学年のころからか、アップルパイをよく見るようになった。
「パイ生地は、モソモソ、パラパラと食べづらい。デートの時は、食べるべからず」…当時の雑誌に書いてあった。
アップルパイ、ずっとある、息の長いスイーツだ。
小学生のころ、おやつといえば、夏場はトウモロコシやスイカなど。野菜だった。果物は、種があるブドウ。瓜のようなプリンスメロン。
お中元で届く「カルピス」・「リリーの缶詰」(高級品)など。
洋菓子メーカーのスイーツはなかなか買ってもらえなかった。
廃小学校の「なないろカフェ」
タイムマシンで、ひとっ飛び。
虹のように すうっと消えた。
なないろ七つ キラキラと。
また来ます。
気持ちが、すっきり。デトックスウォーター。ごちそうさまでした。
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。